日曜の夜は出たくない【新版】 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488421212

感想・レビュー・書評

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  • 新版が出たので、およそ20年ぶりに再読。旧版と読み比べてはいないが、あとがきに寄ると加筆修正はしていないみたいで、単に値上げを目立たなくする為に表紙だけ変えて新しい体裁にした感じ。勝手な憶測ですけどね。
    内容は忘れていたけど、猫丸先輩シリーズだから安定の面白さだった。本作が実質的デビュー作なんですね。この年齢と職業不詳で神出鬼没の名探偵が、不思議な着眼点で謎を解明するのが何とも愉快です。ただ、読み返したら、切ない話や残酷な話もあるんだね。このシリーズは飄々としたユーモアミステリだと思っていたので意外でした。

  • 面白かった!
    帯の『最後には驚愕が待ち受けています。』って
    本当はやめてほしい
    何も知らずに驚きたいんだ!
    実際その手の帯に乗せられて購入することもしばしばなので言えた義理じゃないのですが。。
    とまれ自分がいかに頭を使わずに小説を読んでいるかを痛感いたしました

  • なんとなく手に取った一冊。表紙のウサギはなんだろう?まぁ可愛いけど。
    最後の謎解きというか種明かしとメッセージを読んで作家さんは色々考えて仕掛けているんだなぁとなんだか感心しました。クリエイターって大変。ただ読んで面白かっただつまらなかっただ言ってすぐに忘れてしまう読者ってのは無責任で身勝手なものだなぁ。それが別に悪いとは思わないんだけど。

    というわけで猫丸先輩のキャラが面白かったです。恋人が殺人犯?と言う辺りのサムイおのろけイメージも面白かった。記者さんとかも又出てきそう。シリーズになるなら又読みたいな。

  • 倉知淳氏は初めて。同僚が面白いと言っていたので。
    「猫先輩」なるフリーターの30男が探偵役。ミステリー短編集で、回によって語り手は変わる。
    単発で起承転結あり、わかりやすい。しかしそこまでキャラクターたちに感情移入できなかったかな。猫先輩に常についているワトソン役の人がいるといいのに、と思った。

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著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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