- Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488421212
感想・レビュー・書評
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新版が出たので、およそ20年ぶりに再読。旧版と読み比べてはいないが、あとがきに寄ると加筆修正はしていないみたいで、単に値上げを目立たなくする為に表紙だけ変えて新しい体裁にした感じ。勝手な憶測ですけどね。
内容は忘れていたけど、猫丸先輩シリーズだから安定の面白さだった。本作が実質的デビュー作なんですね。この年齢と職業不詳で神出鬼没の名探偵が、不思議な着眼点で謎を解明するのが何とも愉快です。ただ、読み返したら、切ない話や残酷な話もあるんだね。このシリーズは飄々としたユーモアミステリだと思っていたので意外でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった!
帯の『最後には驚愕が待ち受けています。』って
本当はやめてほしい
何も知らずに驚きたいんだ!
実際その手の帯に乗せられて購入することもしばしばなので言えた義理じゃないのですが。。
とまれ自分がいかに頭を使わずに小説を読んでいるかを痛感いたしました -
なんとなく手に取った一冊。表紙のウサギはなんだろう?まぁ可愛いけど。
最後の謎解きというか種明かしとメッセージを読んで作家さんは色々考えて仕掛けているんだなぁとなんだか感心しました。クリエイターって大変。ただ読んで面白かっただつまらなかっただ言ってすぐに忘れてしまう読者ってのは無責任で身勝手なものだなぁ。それが別に悪いとは思わないんだけど。
というわけで猫丸先輩のキャラが面白かったです。恋人が殺人犯?と言う辺りのサムイおのろけイメージも面白かった。記者さんとかも又出てきそう。シリーズになるなら又読みたいな。