二度のお別れ (創元推理文庫) (創元推理文庫 M く 4-1)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 370
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488442019

作品紹介・あらすじ

四月一日午前十一時半、三協銀行新大阪支店に強盗が侵入。四百万円を奪い、客の一人をピストルで撃った後、彼を人質にして逃走した。大阪府警捜査一課は即刻捜査を開始するが、強奪金額に不服な犯人は人質の身代金として一億円を要求、かくして犯人と捜査陣の知恵比べが始まる。トリッキーかつ軽妙な会話が魅力の"大阪府警捜査一課"連作第一弾、著者の記念すべきデビュー作。

感想・レビュー・書評

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  • 安定の濃ゆい大阪弁
    なるほど
    二度のお別れか

  • 2020.09.10.読了
    途中、犯人の想像はついてくるが、まったく飽くことなく最後まで楽しめる。
    やはり、黒川作品にハズレなし

  • ユーモアあり、そして最後は意外な展開になり、かなり面白かった!

  • 著者のデビュー作であり黒マメコンビのシリーズ一作目(てとろどときしんは既読)。疫病神シリーズのリズムの良い掛け合いやスピード感を知っていると少しテンポがゆっくりには感じますが、それでもとても読みやすいです。内容は銀行強盗が人質ごと逃げて、その人質に身代金一億円が要求されるというもの。正直途中で犯人は予想できてしまったのですが、それでも夢中になって読みました。そしてたどり着いたのはなんともやるせない重いラスト。確かに華はないかもしれませんが私は古くても古臭くはなくむしろ渋いこのコンビの話はとても好きです。

  • 関西弁の読みづらさに挫けて放棄。

  • 黒豆コンビの第1作。
    刑事黒田の手記の形で話は進んでいきます。
    まさかこういうことやったとは!
    豆さんユニークでいいキャラしてます。
    続編も是非読みたい。

  • 黒まめコンビ第一弾。黒川氏のデビュー作!
    確かに華はない…でも、軽快な大阪弁とユーモアたっぷりの登場人物がいるだけで楽しく読めました。

  • ずいぶん昔の作品ですが迫力満点で今読んでも古さを感じられない。余韻を残した終わり方も黒川さんの若い気持ちを現している。

  • テンポの良さ、大阪弁の掛け合いの楽しさ、腹に凭れない適度な密度のトリック、ということで、読んでて楽しい。

  • 他人がどう思っていようとも、そんなの関係ねぇの精神で。

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著者プロフィール

黒川博行
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒業後、会社員、府立高校の美術教師として勤務するが、83年「二度のお別れ」でサントリミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。86年「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞を受賞、96年『カウント・プラン』で推理作家協会賞を、2014年『破門』で直木賞、20年ミステリー文学大賞を受賞した。

「2022年 『連鎖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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