さよならの次にくる <卒業式編> (創元推理文庫) (創元推理文庫 M に 1-2)

著者 : 似鳥鶏

• 東京創元社 (2009年6月20日発売)

感想・レビュー・書評

[yo-suke0301さんの感想 · 2014年10月27日]

軽くて読みやすいし、雰囲気もいい。
後編に続く。

[シスターさんの感想 · 2014年7月15日]

市立高校美術部の葉山と文芸部の変人・伊神の活躍を描いた学園ミステリ連作集。

葉山君の小学校時代に起こった謎を描く「あの日の蜘蛛男」、初恋の人の無実を証明すべく葉山君が懸命に犯人捜しに取り組む「中村コンプレックス」、伊神さんの卒業式の日の出来事を描いた「卒業したらもういない」など、４編が収録されています。

ライトな語り口で謎も小粒なのでちょっと物足りないですが、気軽に読めるのでシリーズ化されてて嬉しいです。

伊神の家庭や過去の一端が明かされる「卒業したらもういない」が面白くて、読みごたえがありました。
葉山君の、この報われなさがいい！

章のあいだに挟まれた3つの断章や、たくさんの伏線が後篇（卒業編）でうまく回収されてるといいな。期待。

[黒い☆安息日さんの感想 · 2014年6月1日]

これ１冊だけだと期待を裏切る出来のミステリー短編集。名探偵役の先輩伊神さんが高校を卒業してどうなっていくのかが物語の核心なんだろうけど、この前編だけでは何を仕掛けてきてるのかすら良く見えてこなくて、ちょっともどかしい気分。

期待しすぎると裏切りが怖い気もするが、後編に期待

[秋待さんの感想 · 2014年2月11日]

「理由あって冬に～」ほどのキレがなくて残念なのですが、これ、続くんですね？　暗号らしき英文の存在も気になることですし、後半で盛り返すことに期待です。

[giorno5さんの感想 · 2014年2月3日]

全体的にライトなので第三話ぐらいのダークなトーンが丁度いい。

[nuhwlibさんの感想 · 2014年1月28日]

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[tanukitunekoさんの感想 · 2013年12月2日]

図書館にて借りる。葉山君…結構いじられキャラ?(笑)

[櫻うさぎさんの感想 · 2013年10月18日]

伊神さーん、卒業しちゃった！

謎多きこの人の過去。
ちょっと垣間見た１冊。

[kinaeさんの感想 · 2013年10月13日]

葉山くんが事件に巻き込まれ
伊神先輩が解決

日常の中での事件集
場所も時もあちこちいくので
ちょっとついていくのが大変でした

[suzuyomoさんの感想 · 2013年10月5日]

131004
伊神さんや柳瀬さんのキャラがよい。
非常に短い時間で読み切った。

こんな面白いやつばっかだったら、
毎日充実してるだろうなぁ、と自分の高校時代を振り返る。

著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理～本屋さんの名探偵～』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花　警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 （諸事情により育休延長中）』 で使われていた紹介文から引用しています。」