必死の逃亡者 (創元SF文庫 ウ 19)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488517021

感想・レビュー・書評

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  • ヴェルヌの著作としてはかなりマイナーな部類に入る本作だが、評価されてもいい作品だと思う。清朝末期の中国人が、手違いと誤解から自らの殺害を依頼した知人に命を狙われて逃亡する話。

  • お次の舞台は中国。ヴェルヌ自身は旅行も頻繁にした人ですが、
    中国に行ったことは無く、地名間違いなども見られる作品。
    (と言っても、読んでる分には何が間違いなのか分かりませんが…)

    当時の先進国がこぞって中国へ進出している時代のこと、
    まだ未知の世界だった中国は大衆の関心を引いたでしょうね。
    「八十日間世界一周」にしてもそうだし、ヴェルヌの小説が成り立つ理由は、
    「中途半端にしか世界が知られていない」というのがポイントになるのだと思います。

    <あらすじ>
    大金持ちの金馥(キンフー)は、何不自由しない生活を前に、人生に退屈を覚えていた。
    婚礼を前に控えたある日、その全財産の大部分を占めるカリフォルニア中央銀行の株が
    大暴落したという一報を受ける。しかし、彼は動揺しなかった。

    続き→http://hihidx.blog115.fc2.com/blog-entry-369.html

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著者プロフィール

Jules Verne, 1828 - 1905.
フランスの小説家。
『海底二万海里』『月世界旅行』『八十日間世界一周』
『神秘の島』『十五少年漂流記』など、
冒険小説、SF小説で知られ、SFの父とも呼ばれる。

「2016年 『名を捨てた家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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