沈黙の書 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488525071

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  • オーリエラントシリーズの一番古代のお話。まだ自然に魔法があふれていた頃の……

  • オーリエラントの原初の物語。
    コンスル帝国建国の兆しも垣間見える。

    とても心地よく、得心のいく結末だった。
    はるか太古の物語としてとらえれば、
    この物語の何千年も何万年も未来に
    私たちの時間が成立しているのだとも言える。

    どのような苦難や裏切り、生死の危機を経ても
    希望を信じることをやめないヴェリルの存在は
    人間世界が続く限り、失われるものではない。

    アルデイラを秩序ある国家として成立させている
    ホウと言葉(コンシアル)は、後の物語に繋がる
    大切なものであり、たとえ百年単位の限られた時間
    であっても、人間世界に安穏と平和をもたらす鍵で
    あろう。

    ステファヌス、デランダール、風森村の仲間たち。
    魅力的な登場人物たちにも胸が騒いだ。

  • 文庫化。
    派手さは無いが落ち着いた物語。この世界の広がり、奥深さが面白かった。

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著者プロフィール

山形県生まれ。山形大学卒業。1999年、教育総研ファンタジー大賞を受賞。『夜の写本師』からはじまる〈オーリエラントの魔道師〉シリーズをはじめ、緻密かつスケールの大きい物語世界を生み出すハイ・ファンタジーの書き手として、読者から絶大な支持を集める。他の著書に「紐結びの魔道師」3部作(東京創元社)、『竜鏡の占人 リオランの鏡』(角川文庫)、『闇の虹水晶』(創元推理文庫)など。

「2019年 『炎のタペストリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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