- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488525118
作品紹介・あらすじ
悪意に満ちたイスリルの魔道師に呼び覚まされた過去の化物と、もとコンスル帝国軍人率いる侵略軍に追いつめられたエンスたちは、トゥーラの暮らすオルン村に難を逃れる。村で冬を越しながら、星読みのトゥーラ、もと排月教の巫女エミラーダ、知恵者のリコ、ウィダチスの魔道師エイリャも加わり、1500年前にかけられた呪いを解く方法を探す。そこで浮かんだのはオルン魔国最後の女王の血塗られた真の姿だった。好評シリーズ第二弾。
感想・レビュー・書評
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7月は全く読書モードにならなくて、なかなか終わらなかった
あぁでも、話が結構進んだし、過去の色々がわかったりして、ファンタジー全開だったなぁ
また、いいところで続きになってしまった… -
忘れ去られた歴史、忘れられない過去や罪。それと向き合うべきだとつよく言われて、読みながらたじろいでしまう。
嘘や罪を、「思い出して悪いことではあるまいよ」とエンスは言う。「人は、自分のなしたことの責任をとらなければならない」。
責任をとる、というのは幅広い言葉。原状回復や弁償という場合もあるだろうが、嘘や殺人はあがないようがない。その責任のとり方を、エンス自身も死者の谷で実践することになる。
「それは決して裁きなどではなかった。おのれの意思で認めるか否かだけだった」
ダンダンが愉快。「ゴブジデナニヨリ」
本筋では戦がいよいよ現実となり、大所帯は分かれる。トゥーラやユーストゥスら若者がぐんぐん変化し、成長する。エミラーダの葛藤と覚悟も、胸にせまる。 -
続き。
夜の写本師にも出てるのか、あの魔女。
もう一回読み返してみようかな~という良いところで次の巻へ。 -
エンスとトゥーラのペアがかわいい
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トゥーラとエンスが己の過去に向き合い、エミラーダが未来を見据えた今巻だったが、次巻ではパネーと、大々伯父を起こしたイスリルの魔道師相手に、魔法合戦になるのかな?しかし大々伯父は思っていた以上に非道い奴だった(笑)。
文庫巻末に記載のQRコードからアクセスできる、特別掌編はイスリルの侵攻が始まる数年前のお話。<湖の娘>タンシャン。これまた魅力的な魔女の登場。本編でもいずれ登場するかな? -
各々の目的ののために集まった人々が
また、各々の目的のために動く
自分のために、
他人のために、
身近な人のために、 -
何とかうまく行きそうと思ったのも束の間、この先どうなっていくのか……
古い古い呪いはその意味も効果も霧の中、手探りで対応するこの不安ったら……