図書館司書と不死の猫 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 299
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488586072

作品紹介・あらすじ

元・図書館司書のわたしは海辺のコテージで休暇をすごしていた。そのメールを読んだのは退屈した嵐の晩のこと。添付のフォルダには、1匹の猫にまつわる信じがたい情報がおさめられていた。猫は人間の言葉をしゃべり、自らの数奇な半生を語っていた――本を愛し、へらず口をたたき、永劫の命をもつ猫。その周囲の人間を襲う謎の死。好奇心に駆られ、調査に乗り出したわたしを待ち受けるものとは? ブラックな微笑を誘う、奇妙な物語。

感想・レビュー・書評

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  • 〈NYタイムズ〉ベストセラー作家が贈る、人の言葉をしゃべる猫と本をめぐる不思議でブラックな物語! リン・トラス『図書館司書と不死の猫』 : Web東京創元社マガジン(2019/05/09)
    http://www.webmysteries.jp/archives/17529182.html

    図書館司書と不死の猫 - リン・トラス/玉木亨 訳|東京創元社
    http://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488586072


  • 可愛い表紙と題名から想像していたのは、
    大人も楽しめるファンタジー風でちょっと
    不思議な翻訳本でしたが、内容は想像と違う
    結構ブラックでホラー味の濃い本でした。

    物語の中でしっかり言葉の詰まった箇所と
    メールや会話から構成される映像的で余白から
    想像を掻き立てられる箇所があって、
    一風変わった斬新な驚きもありました。




  • 面白く読ませていただきました。

  • 妻を亡くしたばかりの「わたし」の元に届いた奇妙なメール。そこに添付されていたのは、失踪した姉を探している男の手記と、姉の飼い猫ロジャーとの会話をおさめた音声ファイルだった。ロジャーは人の言葉を話せるようになった経緯と、因縁の猫・キャプテンについて語りだすが……。


    オカルトを使ったコミックノベルだけど、その道具立てをホラー的にも喜劇的にも効果的に利用できていないと思う。導入がやたら性急なところからあまりいい予感がしなかったが、ロジャーとキャプテンの友情と破綻も、アレックとウィンタートン博士/ロジャーとウィギーの協力関係もあまり魅力を感じないので、設定は面白そうなのに読み足らないまま終わってしまうのが残念だった。

  • 話す猫とコンビ組んで事件解決、一件落着みたいな連作ものを想像していたから、なかなか困惑しながら読み進めた。
    読み終わった今もどこかモヤモヤしている。謎が残って納得いかないとかではなくて、消化不良というか煮え切らないというか。うーん。

  • 謎が深まる前に次の展開に行ってしまう印象。真相もすっきりと解明しきらない。

  • 変わった形式のミステリ…? ファンタジー…? 
    戸惑いながら読み進めました。
    内容はタイトル通り。マジでタイトル通り。
    色々独特で面白かった。

  • どうなるのか分からなくて、どんどん読み進められた。
    が、結末は少しあっけなく感じた。

  • 20230220

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著者プロフィール

リン・トラス(Lynne Truss)
1955年、キングストン・アポン・テムズ生まれのイギリスの作家、ジャーナリスト。BBCラジオのパーソナリティなども務める。ラジオ劇、小説、子供向け文法ガイドなど多くの作品がある。2003年刊行の『パンクなパンダのパンクチュエーション』は、諧謔味のある文法書としてイギリスとアメリカそれぞれで100万部超のベストセラーなり、日本でも翻訳された。2冊目の翻訳書『図書館司書と不死の猫』が5月11日に刊行される。

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