セーラー衿に瑠璃紺の風 (大正浪漫 横濱魔女学校3) (創元推理文庫)
- 東京創元社 (2021年2月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488588076
作品紹介・あらすじ
わたしは花見堂小春、日本で唯一の(多分)魔女養成学校である横濱女子仏語塾の三年生。聴講生の男子・千秋くんが、エル・ドラドオのものだという黄金の留め針を持ってきた。由来を探ろうと水晶玉をのぞいたら、そこに見えたのは密林にそびえるピラミッドと真っ黒な百合、黄金の青年像だった。さらにもう一度水晶玉をのぞいたとき、事態は大きく動きだした……。大正時代の横濱(と黄金郷)を舞台に魔女の卵たちが大活躍の三部作完結。
感想・レビュー・書評
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正直いうと、半分くらいでやめてしまった。小説『緑の館』へのオマージュみたいな作品。もともと大正ロマンと魔法の取り合わせ、女学校物というところに惹かれたのだけれど、南米が舞台の伝奇ふう少女小説って感じになってしまって飽きてしまったのだ。私にしては珍しい投げ方で、ちょっと残念だった。
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1からの伏線もしっかり回収。一応面白くはあった。
全体を通して、魔女学校の話というよりも、実はエル・ドラドオ、ひいてはグリーンマンションのお話。
大正横濱女学校にする意味、ある?
グリーンマンションネタが、ちとしつこい。
なので、エステバンの話がぼやけ、アベルの話も中途半端。
女学校は申し訳程度。メインじゃないのか?
あと、時空もいじっちゃているが、コレやっちゃうと、よほどうまくやらないと、強烈なモヤモヤ感、ご都合主義感が残る。 -
図書館で。
シリーズ最終巻。作者はグリーンマンションが好きなんだなぁとシリーズを読んで思いました。私は「緑の館」というタイトルの方が趣があって好きかな。確か読んだ気もするし映画にもなったと後書きに書いてあったような気がするけど、記憶が結構あやふやで筋書きを多少覚えているぐらい。なので作中、このお話が何度もフィーチャリングされるんだけど「あまり覚えてないしなぁ」とちょっと引いてしまいました。
ある意味グリーンマンションに向けた作者の感想文というか、こうなったらいいなって本だったのかなぁとぼんやり思ったりしました。それにしてもリライトの方が自分の中では「ホンモノ」ってのはちょっとなぁ~とそこは少し引っかかりました。例えばこのシリーズがアニメとかになって、アニオリ展開の方が面白いよね、原作よりもとか言われたらモンニョリしないのかな、とか。まぁ勿論好みはあるし、そこは個人の好みだとは思うんですけどね。 -
第一部 黄金の留め針
第二部 影百合の丘
第三部 カクラララシャンの呪い
魔女の卵たちが関わった世界の謎。エルドラドに行ってしまった魔女学校の探検家たちが大活躍???
カクラララシャン をどう読むか
続けて?
どこかで切る? なんだか楽しい
カクラ ララシャン
カクララ ラシャン
カク ララ ラシャン -
シリーズ完結巻
1巻から続く絵画の謎、密林の謎
謎の行方が分かる今巻
舞台は時も、そして場所を越えて繰り広げられる
飛躍しすぎの第2部も、大正とはまた違う世界観で楽しめる
小春ちゃん、宮さん、透子さん、そして千秋くん
彼らの何事にも諦めず立ち向かう姿がとても好ましい
魔女の卵たちの冒険譚に惹かれてやまない
いやー、なんか色々と驚きも多く、たくさんの登場人物に巡り会える今巻は楽しかった!!
カタカナが多くて誰だっけと思うことはあったものの苦笑
作者のあとがきに書かれてる『花物語』という作品も読んでみたいな
難点としては350頁ぐらいの文庫本で1000円はちょっとお高めでしょうか?
レジでビックリしました笑 -
2021/06/21 読了。
図書館から。
とりあえず完結まで。
個人的にいまいち話が理解し切れてなくて、
盛り上がりはせず…。
妖魅で魔女の女の子達が強かでかっこかわいい。 -
三部作の完結編。時空も場所も超越した冒険譚で、三人組の行動力が小気味いい。