魔の都の二剣士 <ファファード&グレイ・マウザー1> (創元推理文庫)
- 東京創元社 (2004年10月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488625085
感想・レビュー・書評
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「妻という名の魔女」があまりに面白かったので、他の作品も読んでみる。
得意ではない、剣と魔法の物語に属する作品ですが、なかなかに面白い。ヒロイック・ファンタジーでは見られない二人の主人公の個性とエロチックなシーンを織り交ぜて、ハリウッド・スタイルの映画のように物語は進みます。確かに、現代の生活の煩わしさから逃げ出したくなった時に読むのにはぴったり。こういう、心の避難場所みたいなものも必要ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長いヒロイック・ファンタジー祭の最後に選んだのがこの
ファファード&グレイマウザーの二剣士シリーズ(と
言ってもシリーズ全5冊読む間に数冊入るかも知れない
けれど)。コナンやエルリックなどと並び評される
ヒロイック・ファンタジーの古典的名作だ。昔読んだ当時
は3巻までしか訳出されていなかったで、全5巻を読む
のは今回が最初となる。まぁほとんど忘れてしまって
いるので、すべて初めてのようなものだが。
あっという間に読み終えた第1巻、大変面白かった。白で
統一されたファファードの旅立ちから、灰色に彩られた
グレイ・マウザーのエピソードを経て、黒く染まった
闇都ランクマーでの出会いと悲しい別れ。剣と魔法の
バランスも申し分なく、これぞヒロイック・ファンタジー
という感じ。新版が出るのにはやはりそれなりの理由が
あるのだな。残り4巻も楽しみである。
そして私の手元にはかの敬愛するマイク・ミニョーラの
描いたコミック版があるのだ!同時に読み進めることの
何と幸せなことか。 -
古すぎる
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はじめは微妙だけど、だんだん引き込まれていく。
でも…相性あんまりよくないかも。 -
図書館で。
二人組が組になる前の話しなので今後のシリーズが楽しみ。まったく女ってヤツは、と言う感じと男ってそういうところバカだよねえ、という部分が上手く折り合っていて良い感じだと思いました。女性の方が実際には現実的だと思うんですが大言壮語に弱い辺りが面白い。
個人的にはどちらの彼女もう~んイマイチだったので今後の二人組の活躍がとても楽しみです。また借りて読もうと思います。 -
爽快系、そしてコミカル系なファンタジーです。
力自慢と小回り自慢。
そんな二人の物語。
この間では二人の始まりのお話と
二人が出会い、意気投合するお話。
二人とも実を言ってしまえば壮絶な
体験をしているのですよね。
そう思うとどこから出るの!?というような
強烈なエネルギーはここから始まるのでしょう。
二人とも理不尽な理由で
大切な人を亡くしているのです。
これからふたりはどうなるのやら。 -
アメリカの有名なファンタジー物らしいので、読んでみた。
ファファードとグレイ・マウザーという2人の主人公は、別に正義の味方という訳でなく、自分達の本能の赴くまま行動している。
ただ、正義の味方じゃないからといって不快な感じを受けたりはしないのは、人間ぽいからなのかもしれない。 -
コンビと言えばこの二人。退廃的な世界観も良し。
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ファンタジー小説の古典のひとつ。復刻したので買ってみたが・・・なかなか読むのに体力と忍耐力を要する。いや、決してつまらない訳ではないですが。気が向いた時に次巻を買うでしょう。気が向いた時に・・・
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剣と魔法の物語、開幕。