銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-3)
- 東京創元社 (2007年6月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488725037
感想・レビュー・書評
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ヤンの査問会のシーン、好きなのよね。
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ユリアンくんがとうとう初陣。そして大活躍。育ての親の複雑な親心。
帝国、同盟、フェザーンの均衡と登場人物たちの内面的なものと外面での駆け引き。とてもよく書かれていると思う。
それにしてもメルカッツとビュコックが最高なのである。こんな大人になりたいのだ。 -
亡き親友との銀河の覇者となる約束を果すべく決意を新たにしたラインハルトに、イゼルローン攻略のための大計が献じられた。その裏で暗躍する第三勢力フェザーンの狙いとは。一方、ユリアンの初陣からの帰還に安堵する間もなく、ヤンは査問会に召喚され、同盟首都に向かう。だがその隙を衝くようにイゼルローンの眼前に帝国軍要塞が出現。巨大要塞同士の戦いの火蓋が切られた!
(1984年)
--- 目次 ---
第一章 初陣
第二章 はばたく禿鷹
第三章 細い一本の糸
第四章 失われたもの
第五章 査問会
第六章 武器なき戦い
第七章 要塞対要塞
第八章 帰還
第九章 決意と野心
解説/細谷正充 -
後書きの通り、全然雌伏じゃない怒涛の展開。
これからどうなっていくのか、物語が次巻から動き出しそうな感じ。 -
第2巻では帝国、同盟それぞれの内戦が描かれた。今作は副題が雌伏篇ということもあり、内戦以降のそれぞれの地盤固めが描かれつつ、今後の伏線を丁寧に張っていく巻かと思いきや良い意味で裏切られて、要塞を中心とした宇宙戦というこれまでは描かれていない、わりと派手な戦闘が描かれた。ユリアンの活躍が見られるのも本巻の見どころ。