本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488749033
感想・レビュー・書評
-
どっちの世界もイヤ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2019.01.12
-
イギリスで1926年に生まれた女性の2015年までの記録なのだが、途中で「もし、あの時、xxしていたら」という分岐点があり、二つの人生が語られる。彼女の人生を通して、近代史、女性問題、環境問題などが見えてくる。読む人によって、色々なことに考えが及ぶ小説だと思う。星雲賞の候補作になっているけれど、星雲賞よりはジェンダーSFの賞を取りそうだ。
-
パトリシアがマークとの不幸な結婚をした世界は平和な世界。マークと結婚しなかった世界は最愛のパートナー、ビイと出会えたが世界は混沌。核兵器が何度か使われてしまう。
この二つの世界、最後は同じ老人ホームにパトリシアが入居するのだが、トイレの位置が変わっている。