わたしの本当の子どもたち (創元SF文庫)

制作 : 渡邊 利道 
  • 東京創元社
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本棚登録 : 182
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488749033

感想・レビュー・書評

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  • どっちの世界もイヤ

  • 2019.01.12

  • イギリスで1926年に生まれた女性の2015年までの記録なのだが、途中で「もし、あの時、xxしていたら」という分岐点があり、二つの人生が語られる。彼女の人生を通して、近代史、女性問題、環境問題などが見えてくる。読む人によって、色々なことに考えが及ぶ小説だと思う。星雲賞の候補作になっているけれど、星雲賞よりはジェンダーSFの賞を取りそうだ。

  • パトリシアがマークとの不幸な結婚をした世界は平和な世界。マークと結婚しなかった世界は最愛のパートナー、ビイと出会えたが世界は混沌。核兵器が何度か使われてしまう。
    この二つの世界、最後は同じ老人ホームにパトリシアが入居するのだが、トイレの位置が変わっている。

  • 認知症の老女。ある日は何人もの子供を流産し3人の子供を育てた記憶を持ち、またある日は4人の子供に恵まれた思い出を振り返る。どちらが本当の過去なのか?

    恋人のプロポーズにYESと答えた人生と、NOと答えた人生。その分岐点から彼女の、そして世界の未来は分かれていく。

  • BOOKMARK 第10号 特集『わたしはわたし、ぼくはぼく』掲載
    http://www.kanehara.jp/bookmark/

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    もしあのとき、別の選択をしていたら? パトリシアの人生は、若き日の決断を境にふたつに分岐した。並行して語られるふたつの世界で、彼女はまったく異なる道を歩んでゆく。それぞれの世界で出逢う、まったく別の喜び、悲しみ、そして子どもたち。どちらの世界が”真実”なのだろうか? 『図書室の魔法』《ファージング》の著者が贈る、感動の幻想小説。世界幻想文学大賞候補、ティプトリー賞・全米図書館協会RUSA賞受賞作。
    http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488749033

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