- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492442654
作品紹介・あらすじ
自立的発展と国際統合をいかに両立させるか。「現在の途上国や移行国がおかれたきわめて難しい立場に思いを馳せる」「社会変容の中で力強く生きる人々と徹底的につきあう」-途上国の開発問題にかかわる人が共有すべき視点。
感想・レビュー・書評
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2000年ごろ読了
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2008年06月28日 02:18 記載:
昨年先輩に薦められて。
著者の大野健一さんは一橋、スタンフォードを出てIMFのエコノミストなどを経た大学教授だとか。
ほとんど無学のまま読んだのですが、特段専門的な知識も必要とせず、現在(ちょっと前だけど)の途上国、移行国が置かれた難しい立場を比較的わかりやすく説明していると思います。
とりわけ日本の国際化、工業化のプロセスやアジア危機の要因、そして普段あまり触れることのない中央アジアについても言及してあったのが興味深かった。 -
元IMFエコノミストの一冊。しかし、ひとつの理論に固執して途上国に押しつけるIMFエコノミストのイメージとはかけ離れている。途上国の現場の息吹を感じ取ろうとする感覚と、高いレベルの理論のバランスが取れている。ベトナムの子どもたちの話や中央アジアの記述なども興味深い。
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筆者の考えには全て同意はできないけど、面白いし、わかりやすい。あと筆者の行動力(ベトナムの子供との交流など)は本当に見習いたい。