- Amazon.co.jp ・本 (419ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492532430
感想・レビュー・書評
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2019/09/26 点検読書I
やるべきことを行わない、行えないのは、害悪である。成すべきを行うために、影響力(文書中ではパワー)についてレクチャーをする。パワー・ポリティクスが一般の人から疎まれているが、知らないままで無垢なままで、落ちていくのをヨシとしないなら、事例が多いので冗長ではあるが日本的にいうと、政治的なパワー・ポリティクスを自覚して使いこなす必要と知識を備えろという本である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
資源依存理論の提唱者であるフェファーによる、パワーに関するテキスト。
資源依存理論は日本語の本がほとんどなくて、最も重要なThe External Control of Organizationでさえ原著から40年以上経って未だ翻訳が出ていない。
そういう状況なので、日本語で読める数少ないテキストとしてとても重宝する。 -
非常に注意深くこの言葉を避けて翻訳されているが、この本は『権力』と『権力を効果的に使う方法』について述べられている。
悪だと思っていようが善だと思っていようが、権力は組織・社会の運営に不可欠。
向き合うことをタブーにしてるような空気をかんじるのは僕だけ⁉︎ -
パワー、政治力について書かれた本には今まであまり読んだことはなかった。あまり書かれている通り、あまり良いもの、という認識でなく、あえて手を出してこなかったのかもしれない。必要性を認識させてくれる。ただ事例がアメリカのものなので、バックグランドが無いので、イメージがわきにくい。
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近年目立つのはパワーの不在。
パワーは歴史に新たな方向性を呼び起こし、生みだし、築くための機会そのもの。
組織の本質は相互依存である。だから職務を成し遂げるにはみんな誰かの協力を得なければならない。
知は力なり。
誰からも好かれたいと思う人はコンフリクトに向き合おうとはしない。
諸君、計画とは昨年自分のやったこととは違うことを来年やろうとすることではないのかね。 -
何が正しいことかを知っているだけではリーダーとして不十分。リーダーはその正しいことを実行する能力がなけれならない。