「価値」こそがすべて!: ハーバード・ビジネス・スクール教授の戦略講義
- 東洋経済新報社 (2023年4月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492534632
作品紹介・あらすじ
ハーバード・ビジネス・スクール教授が教える、
たった1つの図で圧倒的なパフォーマンスを引き出す戦略を考える技術、実効する技術!
ハーバード・ビジネス・スクールで学ぶ、
世界のエグゼクティブが歓喜する「バリューマップ演習」が学べる価値ある1冊!
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本書で紹介する「バリューベース戦略」は、現在、HBSのエグゼクティブ・コースやMBAプログラムで教えている戦略への主要なアプローチです。世界中のHBSの卒業生が、より良い意思決定を行い、企業のパフォーマンスを向上させるために、バリューベース戦略を採用しています。
HBSの多くのコースでは、経営者が教室で議論されたアイデアを会社に持ち帰るためのツールを提供しています。そのなかでも特に効果的なのが、「バリューマップ」と呼ばれるものです。
もし、私がエグゼクティブと数時間しか話せないのであれば、このツールをビジネスに応用してもらうことを勧めます。私たちのコースで自社のバリューマップを作成した何百人ものエグゼクティブと同様に、日本の読者の皆様にもこのツールが役に立つことを願っています。(日本語版序文より)
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ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)で人気の高い戦略コースでの対話から生まれた本書は、米国で発売されると話題になり、フォーブスのThe 10 Best Business Books Of 2021 の1冊に選ばれています。
著者のフェリックス・オーバーホルツァージーはHBS教授で競争戦略分野の中心的人物です。かれは経済学ベースの研究を行っており、その主張もビジネス書に多い抽象度の高い議論ではなく、非常にクリアでロジックも整理されています。
本書で公開された「バリューベース戦略」は、HBSでも最先端の戦略理論であり、従来の戦略論、たとえば、マイケル・ポーターのポジショニング・アプローチやダイナミックケイパビリティ論をより進化させ、なおかつシンプルに定式化したものになっています。
このバリューベース戦略は、日本ではまだよく知られていませんが、日本企業の戦略の刷新をはかるうえできわめて有益だと思われます。本書にはそのためのヒント、具体的処方箋が明確に提示されています。(訳者あとがきより)
感想・レビュー・書評
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良書。「付加価値とは何か」という疑問に対して、かなりのアンサーを得られた。普遍的な理論だと思う。
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WTP とWTS。また、新しい概念が出てきました。
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題名の利益よりも通り価値こそが全てという意味と理由を事例と共に説明している図書。読み込むのに時間がかかりそうだったので、パラパラとしか見てないが、どちらかというとtoC企業向けかもしれない。
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読了
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東2法経図・6F開架:336.1A/O13k//K
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ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)が教える「バリューベース戦略」。その要諦をシンプルな図を用いて説明する。
第1部 卓越したパフォーマンス──価値を生み出すバリューベース戦略
第1章 よりシンプルに、より良く
第2章 チャンスの海
第3章 利益ではなく、価値を考える
第2部 顧客の価値──WTPを上昇させる戦略アプローチ
第4章 拍手喝采
第5章 見え隠れするもの
第6章 ヘルパーを募集中
第7章 友か敵か?
第8章 ティッピングポイント
第9章 弱者のための戦略
第3部 人材とサプライヤーの価値──WTSを低下させる戦略アプローチ
第10章 聴こえている感覚
第11章 ギグと情熱
第12章 サプライチェーンも人である
第4部 トップ企業の生産性──コストとWTSを同時に低下させる戦略アプローチ
第13章 ビッグ・イズ・ビューティフル
第14章 学習効果
第15章 嘲笑する理由はない
第5部 バリューベース戦略の実行──バリュードライバーとバリューマップ
第16章 Howを尋ねる
第17章 良き戦略には悪が必要
第18章 投資を導く
第6部 価値の創造──シンプルで優れた戦略の目的
第19章 点と点をつなぐ
第20章 社会的価値