- Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492552278
作品紹介・あらすじ
生産性を上げる能力と意志のない危業に存在意義はない-強烈な信念が成し遂げたGE企業革命の生々しいインサイドストーリー。
感想・レビュー・書評
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全力でおススメ
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良い意味でも、悪い意味でも本書は企業のインサイドストーリーである、の一文。著者は学者でもあり、またクロトンビルのマネージャーとしてGEの変革を促す業務に従事したGE社員でもある。読了して冒頭の一文は当たっていると思う。
ジャック・ウェルチが会長に就任していかに変革をリードしたかをつぶさに書く。かつてはGEが官僚主義で米国ドメスティックな会社であった。過去の栄光に胡坐をかいてるうちに、シーメンス、フィリップス、松下などが急伸し脅威となった。
世界が速く動きすぎる中で企業がすることは何が起こるかを正確に予測することではない。1.企業のビジョンをはっきりとした言葉で定義すること 2.生産性を最大限に引き上げること 3.どんな変化に対しても対応しうるよう組織的にも文化的にも柔軟になること が必要である。GEの凄さを垣間見る当たり本。 -
仕事を進めるために精神的な内容含めて非常に参考になった。
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542/125
新宿2F
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落ち目になっていた巨大企業GEを甦らせたカリスマ経営者ジャック・ウェルチ会長がどのようによみがえらせたのかを描いたドキュメント。 -
出版社/著者からの内容紹介
斜陽の巨大企業GEを甦らせたカリスマ的経営者ジャック・ウェルチ会長。彼は何をしたのか。変革はどのように遂行されたのか。膨大な内部資料で描くドキュメント。
目次
第1幕 変革への目覚め(GEの革命
ビジネス・エンジン
ウェルチの持ち札
新しいリーダー
アイデアの力
革命の始動
聖域なき変革
現実の直視
ミラーテスト
転換点)
第2幕 ビジョンの構築(クロトンビル経営開発研究所
変革の政治力学
新しい秩序
興奮の高まり
グローバル化の推進)
第3幕 日常としての革命(ワークアウト
二一世紀の組織
頭脳、ハート、そしてガッツ
ウェルチ会長自らを語る)
日本企業変革のためのハンドブック -
自分はGEという会社が好きだ。
そのGEを、憧れのレベルまで革命したジャック・ウェルチについて書かれた本。
一番共鳴したのが、次の文。
●GEが飛行機のエンジンを生産し、クレジットカードを発行していても、会社の核となる本当の製品は、世界に通用するマネジャーを生み出すことである。
マネジャーという無形商品が、核だったなんて!
素晴らしい!
うちの内定先も近い将来、そういわれるように自己研鑽しよっと!
そして、俺は"確固たるリーダーシップ"を前面に押す企業文化に惹かれることに気づいた!break through!!
(ex. Mck, BCG, ATK, GE, P&G, Softbank, and DeNA)
***
○ウェルチ、CEO就任時の宣言(1981)
GEのあらゆる事業部門は市場でナンバーワンかナンバーツーの位置を占め、「この基準を満たない事業は『再建するか、閉鎖するか、売却する』という宣言
就任4年で125事業部門売却、就任10年で30万以上の社員が離職
→明確な基準をやり通すのがすごい!
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○ブルーオーシャン発言
激しい競争の場から逃れて、優位に立てるニッチ市場に参入することも、ビジネスマンの仕事の一つと考えている
→大企業CEOがニッチ戦略か!発想の柔軟さに感服!!
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○ビジネスレビューからの質問事項(2005)
・グローバルな競争環境はどのようなものか?
・過去3年間に、競合他社があなたに対してとった行動は?
・過去3年間に、あなたが競合他社に対してとった行動は?
・将来、競合他社からどのような戦いを挑まれるだろうか?
・競合他社を追い越すための計画は? -
自分のメッセージを伝えるのは、何度も繰り返して伝えること。
そして自らの権力を強化し、革命を遂行のに必要な3つの管理機関、組織内のマスコミ・警察・学校が大事だという視点は面白い。
■マスコミは社長を含め幹部からのスピーチ・従業員向け出版物・年次報告書等、
■警察は戦略計画や財務関係の管理部門スタッフ、
■学校はクロトンビルにおける教育(クロトンビル経営開発研究所)
これらにより、組織内での価値共有、それを可能とするコミュニケーション、加えてトップによる繰り返しの価値感の布教する。
(まわりとの信頼関係が大切と言うのはあたりまえだが。)