- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492556528
感想・レビュー・書評
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問題と課題の違いを定義し、課題解決力の大切さを腹落ちさせる。
与えられた課題を解決するだけでは期待値は超えられない。
どんなに頑張っても評価は3+から4に上がることはない。課題設定が悪ければ疲弊していくだけ。
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【メモ】
・課題設定=「現状」と「あるべき姿」を把握し、「あるべき姿」になることを阻害している「問題」を見極め、それを解決する手だてを設定すること
・課題設定の3つの視方
①視座:誰がどんな目的を達成するための課題なのか
②視野:どのような広がり(空間軸)と長さ(時間軸)で課題を捉えるのか
③視点:どのように課題を切り出すのか
★視座を高め、視野を広げ、視点の鋭さを磨くことが課題設定力を伸ばす
・課題設定の3段階
①インプット:聞く、ぶつける、計る
②プロセス:論理構造化、発想転換
③アウトプット:何を、誰が、どうやって
・ラテラルシンキング=成熟飽和した市場環境や手詰まり感のある職場環境において革新的な発想を生み出すための思考法→イノベーションに向いている
・ラテラルシンキングの基礎
①前提を疑う
②見方を変える
③組み合わせる
ロジカルシンキングの基礎
①見方:全体を構造化して論点を分解する。論点をイシューツリーやピラミッドの軸として適用する。
②考え方:原因と結果は樹形図状に展開できるという前提に基づき、問題を階層化し、課題を見出す。
・MECEを作る基本の4分類
①対立概念分類
②数値分類
③時系列分類
④要素分類 -
<本のタイトル>
プロの課題設定力
<本の紹介>
本書の構成
第1章では、「課題とは?」「課題設定力とは?」をご説明します。
何のために必要なのかが、ここで腑に落ちているか否かで、第2章以降の理解度が違ってきます。
第2章では、課題設定における「視座」「視野」「視点」という「3つの視方」についてご紹介します。
これらを鍛えることで課題設定の精度を向上させることができます。
第3章から第5章では、実際に課題を設定するアプローチをご紹介します。
<何が書いてあったか(誰でも書ける)>
・課題設定とは
一言で言うと「今、何をやるべきかを見極める」こと
もう少し細かく言うと「【現状」と【あるべき姿】を把握し、【あるべき姿】になることを
阻害している【問題】を見極め、【現状】を【あるべき姿】に近づける方法を考える」こと
そもそもなぜこれをやるのか?どうあるべきなのか?
本質的な問題はどこにあるのか?もっとよいやり方は無いのか?
を自分の頭で考え、何をやるべきかが求められている
・課題と問題を混同しない
「課題の達成のために解決すべき問題」と、「課題の達成にあまり関係のない問題」とを混同しない。
・課題設定の3つの視方
視座:誰がどんな目的を達成するための課題なのか
視野:どのような広がり(空間軸)と長さ(時間軸)で課題をとらえるのか
視点:どのように課題を切り出すのか
<そこから何を学んだか(自分自身のオリジナルの意見)>
・課題と問題を混同しない
「課題の達成のために解決すべき問題」と、「課題の達成にあまり関係のない問題」とを混同しない。
・課題設定の3つの視方
視座:誰がどんな目的を達成するための課題なのか
視野:どのような広がり(空間軸)と長さ(時間軸)で課題をとらえるのか
視点:どのように課題を切り出すのか
<それをどう活かすか(アウトプットによる実践経験の蓄積)>
優先順位を見極めて課題設定をして問題解決を行う
空間軸と時間軸で視野を広げて日々の業務で意思決定をしていく -
役職の変化に伴って、仕事の内容も課題をクリアする実務的立場から、課題を設定して組織を使って達成していく立場となりました。そこで、改めて有効な課題設定の仕方を学びたいと思い、タイトルに惹かれて本書を購入しました。
とても学びがあったのは、第1章と2章です。課題を設定するという行為のポイントが押さえられており、身の回りの出来事をどのように捉えて、咀嚼するか、行動に移せるレベルでの説明がありました。
曖昧、包括的、不確かな情報や事実を組み合わせて、取り組むべき課題を創出するのに役立つ知識だと思います。
第3章以降は一般的なフレームワークの紹介がメインであり、復習にはなりますが新たな学びには乏しかったのが残念です。
ただ、課題解決ではなく課題設定に明確にフォーカスを当てた本は少ないので、貴重な書籍であることは間違いありません。 -
課題設定力に焦点を当てているが、よくある課題解決系のものと特に差異は感じられなかった。
・なぜ今、課題設定力が求められるのか?
・課題設定の精度を上げる3つの「視方」
・インプット─情報収集と現状分析
・プロセス─課題の組み立て
・アウトプット─課題として出力する
期待通りでは5段階評価の3、2つ上の視座から課題設定、ロジカルだけでなくラジカルも、6つのハット、ぶつける -
問題解決における課題設定のノウハウを学びたい人におすすめ。
【概要】
●第1章 「課題とは?」「課題設定とは?」
第2章 課題設定における「3つの視方」
第3~第5章 実際に課題を設定するアプローチ
【感想】
●課題設定の重要さがよく理解できる。「現状」と「あるべき姿」を把握した上で問題を見極め、あるべき姿に近づかなければならない。
●第1章で紹介されているストーリーに目標達成のことが書かれているが、自分の職場では目的から外れた業務への取り組みをよく見かける。何のためにこの業務を実施しているのか、「やることに意義がある」や「アピールのため」といった本末転倒の業務処理にならないためにも、課題設定力を養うことは必要であると思った。 -
私にとって、そんなに目新しいものは無かった。
よく見ると、2009年の本だった。
課題設定って普遍的なことのようで、
それなりに流行り廃りがあるのかもしれない。
復習にはなりましたが。 -
コンサルティング業務の進め方をわかりやすくまとめている印象。
クライアントが納得するプロジェクトゴールを設定することを「課題設定力」と称し、情報収集から提案ストーリーの構成まで、一通りの流れに沿ってレクチャーをしてくれる。
コンサルタント以外のビジネスマンにおいても、部分的には参考になる箇所があるように感じた。 -
コンサルティング会社に入社して3年目です。
自分の抱える業務・課題感にバッチリくる内容でした。
難しいなと感じる課題設定について、「そもそも課題とは?」から立ち返って考えられるため、迷った時に読み返したい本です。
個人的には、最後の章で「アウトプット」まで書かれているのがありがたいです。考えたことを、相手(上司・クライアント)に伝えるところでつまずくケースも多いと思うので、参考にしたいと思います。