エコブランディング ―なぜ富裕層はエコ商品を選んでしまうのか?
- 東洋経済新報社 (2010年6月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492556689
感想・レビュー・書評
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まあ、面白かったけど、なんか自分が求めるところから遠い気がしました。
ビジネスのためのエコみたいな…
最初に戻ってみたら、この本はどういう人に読んで欲しいかという三つのタイプがあって、「ああそうだ、自分は元々これらのどれにも当てはまらないのだから仕方ない」と気づきました。
そんな私に、一般教養としては良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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中野博(なかのひろし)
国際環境ジャーナリスト、環境ビジネスコンサルタント。
1964年愛知県生まれ。早稲田大学商学部卒業後、自動車部品メーカー・(株)デンソー、自動車産業調査会社・(株)フォーインなどを経て、エコライフ研究所を設立。
1992年国連地球環境サミット、97年京都会議(COP3)など多数の会議に参加。エコを武器にして活躍する企業を支援するために、本格的にマーケティング戦略及びブランディングを学ぶ。ブランディングの名門ノースウエスタン大学院ケロッグビジネススクールでブランド戦略講座エグゼクティブコースを修了。
「エコハウス」「エコリフォーム」「エコライフ」などエコブランディング指導実績多数。
著書(共著を含む)に『こんなエコ商品が欲しい!』『サービスは「かけ算」!』(東洋経済新報社)、『家づくりの教科書』(東京書籍)など18冊がある。講演実績は1200回を超える。
(株)エコライフ研究所所長
http://www.ecohouse.ne.jp/
一般財団法人グリーンジャパン理事長
http://www.greenjapan.jp/ -
Podcastの書籍紹介を聞いて、現物を見ずに
手にした一冊。
のっけから「この本は3種類の方に向けて書き
ました!」で始まり、その次は細かい文字で
著者の略歴や実績の記載。
これはあまり質の良くない自慢本かと思いきや
その思いはいい方に裏切られた。
「エコ」と「ビジネス」を掛け合わせるとどうなるか、
事例をふまえながら、その今後の可能性も含めて、
分かりやすく書かれた入門書に仕上がっていた。
日本では、エコと言うとボランティア活動とか、
(直接利益を求めない)企業のCSR活動が連想
されて、エコで金儲けをするなどけしからん、
という見方すらある。
ところが、欧州や米国では、エコで設けた金を
環境NPOや自治体に寄付するという雰囲気が
あって、何とも明るい。
最初は「エゴ」で始めたビジネスでも、成功して
お金ができると、「エゴ」の部分が減って「利他の
精神」が出てくる、これが「エコ」に通じる。
この指摘は面白い。
蛇足ながら、この本の中でここまで「ロハス」に
ついて触れたのであれば、商標登録の問題に
ついても(不成功事例として?)触れてほしかった。 -
とてもつまらない。
つまらないというかひどい。とても真剣に書いた本とは思えない。
ブランドとは何か、を書いておいて、後ろの方で全然違う話が出てくる。結局なにがなんだか分からない。思ったこと、思いついたことをてきとーに書き並べているとしか思えない。
諸々さっぱりMECE感もないし、納得感もない。
いくつかの会社の環境活動について書いているが、もの凄く薄っぺらい。
エコって部分も何を指していっているのかよくわからない。 -
エコブランディングはとても重要だと思います。おもしろいこともたくさん書かれていたような気がしました。
でもなぜだろうか、この本を読んでしばらくたったあとの印象がほとんどない。 -
エコに関心のある会社になってもらいたいものだなぁ、うちの会社も。まだ他にやってる会社は無さそうだし。今ならブルーオーシャンな気がする。
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トークスCDで要点を耳勉。
とても勉強になった。 -
いくつかの企業の環境戦略が「へぇ~」って思うものがあったり、環境をブランド化するプロセスが環境学習に類似したとこがあったりといろいろ勉強&情報収集になる本でした。
2012.3.11 -
割と批判めいたレビューが多いんだけどw 予想外に興味深かった。
なんというか、エコとは?という本ではなくて「エコって儲からないもの」という基本概念が間違っていたなぁと。
要はエコ商法って、人間の罪悪感に漬け込むんだよね。
「このままでいいんだっけ?」「こういうのをしてると地球によくないんだよね」と知っているが故に、なんとなく気持ち悪い。富裕層はそういうところに気づき、なるべく楽に生きようとしているようだと。さすがセレブすげぇ!
必ずしも綺麗ごとではないし、実生活の役に立つかは……人生の頑張り次第だろうけど、想像しない観点があって面白かった。