- Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492681336
感想・レビュー・書評
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決済システムについては、定番と言われている一冊。
第2版から8年も経つと、さすがに決済システムにも大きな変化が出ていることが分かる。
特に、TARGET2やSEPAの動きがあるEUと、日銀ネットの次世代RTGSや第6次全銀システムの導入された日本の動きが大きい。
香港や中国の動きもおもしろい。
決済システムに関連する人にとっては、引き続き、必読の一冊である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024年3月13日読了。「決済」のITおよび銀行間の取り決め、SWIFTなど含む「システム」について広く解説する本。長らく読みかけで放置しておいたが読み終えてみた。情報が古かったり踏み込みが足りなかったりも感じるが、トピックを広く網羅していて、やはり「とりあえず読んでおくべき本」と感じる。個人でも法人でも当たり前のように毎日行っている「決済」が非常に高度な奥の深いシステムであり、人類の英知の結集なのだ、ということの一端を理解できる。ただそれは「従来の歴史の延長線上にあるシステム」ということを意味しており、全く今までと異なる文脈のシステムにより代替しうる、ということでもあると思う。決済や金融、銀行がこれからどう変化していくのか、についてはある程度知識を持った状態で、引き続き注視していきたいものだ。
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少し古めの本ではあるが、本邦決済システムから海外決済システムまで情報が網羅されており、一から学びたい自分にとってはめちゃくちゃ良本だった。内容も分かりやすく、決済に関わるエンジニアの方にはぜひおすすめしたい。
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中央銀行の決済と、その歴史を垣間見ることができる書。国際送金と、銀行間決済のシステムが描かれています。
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大変お仕事に役立つ一冊です。こういった専門書があることを嬉しく思います。
リアルタイムにすると、決済リスクは無くなるが、流動性リスクにさらされる。そこでインテグレイティッドなシステムが求められる。ネッティングしての決済を日中に行ってしまうのです。なるほどですね。
ヘルシュタットリスクについては、CLS銀行でPVP決済をすることで時差を越えます。
大変勉強になります!