先生、感想文、書けません!

著者 :
  • 童心社
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本棚登録 : 355
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494020713

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んでびっくりしたところは、ひとりで感想文が書けなくてもなぜか友達と面白い本を書いてその本で文章を書けるなんてびっくりしました。

  • 読書は好きだけど、感想文を書くのは苦手なみずか。
    自分が感想を書きたいような本がないから、いっそのこと自分で本を作っちゃおう!という発想が面白い。
    それを受け入れてくれる先生も素敵。

  • 「八月一日、夏休みの登校日。みずかは先生に「だって、書けないんだもん」と言いました。おもしろい本を読んで、ああおもしろかったなあって、胸がいっぱいになる。どこがどうおもしろかったとか、何がよかったとか書こうと言葉を探そうとすると、しゅるしゅるしゅるって、おもしろかった気持ちがきえてしまう。だから「感想文、むり!」……書かないわけにはいかない読書感想文、みずかが考えた作戦とは?
    物語を読むということは、登場人物に共感したり、自分がその立場だったらどうだろうかと想像力を働かせたりすることです。そのうえで感じた気持ちにぴったりの言葉を探して表現することが、読書感想文を書くことなのですが、「わたしにはむり!」と言う主人公・みずかに共感する読者は多いことでしょう。みずかたちの挑戦をとおして、読者はいつのまにか、物語の中に入りこみ、一緒に想像力を働かせてさまざまな気持ちを感じることでしょう。もう、感想文、書けますね!」

    主人公は4年生ぐらいかな。
    感想としては、おもしろさは普通。
    担任の先生いいなぁ。みずかたちが考えたお話のラストはよかった。娘たちとニコニコしながら読んだ。

  • 自分でほんをつくって、それをどくしょ感そうぶんにするのは、なかなかすごいとおもった。

  • この本自体は面白かったけど、作品紹介の「物語を読むということは登場人物に共感したり〜」には意義を唱えたい(苦笑)。
    もちろん作品によっては共感できる登場人物や、登場人物がとる行動だとか考えに一部共感できる部分はあるかもしれないけど、そんなたま〜にあるかどうかの要素がないと感想文としてはダメなんですかねえ。納得いかないわ(笑)。
    学生時代、宿題をやらなくていいという発想が私にはなかったので、宿題やらない、自分が宿題をやりやすくするために友達のあかねちゃんを巻き込む(というか、あかねちゃんがいなかったら宿題できなかったのでは…)主人公みずかへの共感要素はゼロです(笑)。
    みずかとあかねちゃんはのび太とドラえもんみたいだなと思いました。ちなみに私はのび太があまり好きではありません。
    ただ、自分でできないと思って手を付けようともしなかったことを、友達に相談して「これならできる」と、回り道かもしれないけど、一般的とは違う発想をもってクリアしていくところは面白いなと思いました。ただし、重ね重ねになるけど、友達がいないと達成しえなかった事だと思います。それはそれでどうなんでしょうね?宿題を誰かに手伝ってもらうという発想も学生時代の私にはなかったんですが、読書感想文だとか、他の宿題も、親だったり誰かしらが見てあげたりするみたいだと大人になってから知って、そんなんあり??と思ったので、この本自体は面白かったけど、主人公のことは「ないわー」と思いながら読みました。
    他に書いておきたいことは、友達のあかねちゃん、すっごいいい子だなーって事と(でも別にあかねちゃんにも共感しないけど…)、みずかとあかねちゃんは読書家という設定なので、二人の話を読んでいると、こういう作品があるんだ、と本を読みたくなってくる仕掛けがあるのが面白いなと思いました。

  • お話を作っちゃうなんてスゴい(小3)

  • 読書感想文を題材にしているけれど、どちらかと言うとお話の作り方…みたいな本。

  • いざ感想文を書くとなったら、何から書き始めていいかわからない子、結構いると思います。
    おもしろかった、感動した、だけじゃ済まないですからね。そういう子には是非読んでもらいたいお話です。
    小学校中学年~

  •  本を読むのは好きでも、感想文を書くのはむり、書けないというみずか。『ごんぎつね』では「かわいそう」しか書けないというみずかに、あかねは「どんなお話ならいいの?」と聞く。みずかは、友だちにいそうなふつうの女の子ががんばる話ならと答える。あかねは、みずかとあかねががんばるお話を作ることに…。

  • 良いお話だった!!あかねちゃんアシストの優しさ、たくちゃんへの愛、愛ってこういうことなのかってよくわかった。

    感想文書くの苦手な子にぜひ読んで欲しいな。感想文書こうとしたら感じた気持ちが消えちゃん感じ、すごくわかる…

    最後に感想文もついているし、クラスのみんなが拍手喝采だったのもわかる出来…すごく心温まる話だった

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著者プロフィール

山本悦子(やまもとえつこ)愛知県生まれ。『神隠しの教室』(童心社)で第55回野間児童文芸賞を受賞。主な作品に『先生、しゅくだいわすれました』『先生、感想文、書けません!』『がっこうかっぱのおひっこし』(共に童心社)『夜間中学へようこそ』(岩崎書店)『はっぴょう会への道』(PHP研究所)『神様のパッチワーク』(ポプラ社)など多数ある。日本児童文学者協会会員。

「2023年 『がっこうかっぱの生まれた日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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