- Amazon.co.jp ・本 (16ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494077878
感想・レビュー・書評
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10分ちょっとで「ヘンゼルとグレーテル」のお話が丸わかり!
はじめて「ヘンゼルとグレーテル」に出会う子にぴったりの紙芝居。
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この紙芝居を読む前に、いもとようこさんの絵本「ヘンゼルとグレーテル」を読んだのですか、小3の娘がすでに知っていた「ヘンゼルとグレーテル」のお話と違う点があり、娘も疑問が残った様子でした。
そこで読み比べのために、こちらの紙芝居を借りたところ、娘の知っていたお話そのものだったようで、娘も納得してくれました。
調べてみると、グリム兄弟による「ヘンゼルとグレーテル」には初版から7版まであるようで、それにいたるまでお話が書き換えられているとのことでした。なるほど。
いもとようこさん版ヘンゼルとグレーテルがどの版をもとにしたものかはわかりませんが、いもとようこさん版では白い小石ではなくただの小石を集めていたこと(ただの小石では月夜に光らない)、鳥がお菓子の家まで導く過程が省略され、継母がラストでいない理由が書かれていませんでした。
その点、紙芝居の「ヘンゼルとグレーテル」では小石も月夜で光る「白い小石」を集めていましたし、お菓子の家へも鳥が導いてくれました、
継母がいなくなった理由も病気で亡くなったためと説明があり、読後感がよかったです。
16枚なので10分ほどで読み終わり、いつもと雰囲気のちがう読み聞かせに、子どももにこにこでした。
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子ども相手だからこそ、原作の大事な要素はしっかり見極めて絵本にしないと、疑問が残ったまま読み終わることになり、お話を楽しめないことがよくわかりました。
特に子どもは初めて出会ったお話が本物と信じます。
絵がかわいらしく見やすいことも大事ではありますが、名作であればあるほど、筋のしっかりしたお話をはじめに読み聞かせしたいものだなあと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(2019年10月)
図書館で借りて読み。
ままはは死んじゃってかわいそう…という8歳児Fと4歳児A。
(2021年1月)
図書館で借り。
お菓子の家というのはやはり魅力的なモチーフである。