中国語とはどのような言語か (東方選書 59)

著者 :
  • 東方書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784497222107

作品紹介・あらすじ

基本文法、語彙、品詞から、「連続構造」、「流水文」まで、中国語の特徴を概説。英語や日本語文法との比較によって視点を拡げ、個別テーマの先行研究などを紹介する「読書案内」も充実。学習の疑問点の解消に、中国語文法の復習に、研究のヒントに、あらゆる場面で役立つ1冊。
著者のことば:中国語とはどのような言語なのだろうか。少なくない研究が積み重ねられてきている。個別のテーマからすると、優れたものも多い。しかし近年、その全体像を提示するような一般書籍がしばらく出ていない。本書は主に中国語の文法について、その全体像を提示しつつ、中国語学への導入を行おうとするものである。本書を読めば、中国語学でどのようなことがトピックとなってきたかがわかる。
 学習者の多くが気にかかるが、学習書にはそれほど解説のない事項を多く取り上げ、わかりやすくその謎を解くことも同時に行っていく。すでにある研究のほか、私自身の研究成果もふんだんに記述に取り入れている。
 本書を出発点にして、さらに中国語について学べるように、適宜読書案内も付す。本書をきっかけに、中国語学を芋づる式に学習していけるようにも設計している。(「序」より)

感想・レビュー・書評

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  • 少し踏み込んだ中国語文法の解説書。中国語の学習経験のない人はあまり呼んでも意味はない。逆に学習者にとっては、その過程でちょっと疑問に思うようなことが解説されていて役に立つ。
    日本人にとって難しい「了」に関する解説は、勉強になった。

  • 中国がもとの漢字をつくったのに、日本人が作った言葉を逆輸入しててワロタ。プライドとかないんかい。

  • 825/ハ

  •  中国語の文法解説書。読みやすいが、自然と使っている表現を文法的に解説したといった内容で、学習書とも語学研究書とも言えない不思議な感覚。

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著者プロフィール

1982年、埼玉県生まれ。慶應義塾志木高等学校卒、慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程修了。博士(文学)。慶應義塾志木高等学校講師(国語科)等を経て、現在、お茶の水女子大学基幹研究院助教。専門は中国語を中心とした文体論、比較詩学。著書に『7力国語をモノにした人の勉強法』(祥伝社文庫)『物語における時間と話法の比較詩学』(水声社)『物語論 基礎と応用』(講談社選書メチエ)『日本語の謎を解く』(新潮選書)『ノーベル文学賞を読む』(角川選書)などがある。

「2019年 『使える!「国語」の考え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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