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- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784497985477
感想・レビュー・書評
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1998年刊。
日清戦争後、台湾が日本の植民地となった1895年から、太平洋戦争での日本の敗戦、戦後の国民党の専制支配、1987年の戒厳令解除、96年の総統の直接選挙までがちょうど「この百年」の期間にあたる。
日本統治下では日本語を、国民党支配下では北京語を「国語」として強制された。「台湾は曲折に富む近代を体験し、その体験をバネとして豊かな文学を紡ぎだしてきた。20世紀100年という時空において、台湾文学は台湾人の情念と論理を時に日本語で時に北京語で語ることにより成熟してきたといえよう」(P.11「序」より)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
台湾には今まで文化というものがなかったことは僕も認めます。
しかし問題は文化があるとか、ないとかということじゃなくて、文化がないからこそ、我々が文化を創り上げようとするところにあるのです。
台湾の歴史は16世紀以来、移民と殖民の歴史である。明代から清代にかけて、大陸から中国人がやってきたり、オランダ、スペインも殖民し19世紀末には日本の植民地になると最盛期には日本人の数は40万に達した。
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