財務諸表分析 第4版

著者 :
  • 中央経済グループパブリッシング
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784502225208

感想・レビュー・書評

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  • お勉強。

  • 会計と財務というと言葉からでは混乱する財務諸表です。
    しかしながら、会計と財務にはそれぞれに違いがって、相乗的に経営管理として重要な情報であることに違いはない。

    日ごろから業務現場で触れることが多くなくとも、
    特に会計視点でその基礎からその専門性を理解するのに役立ちます。

    また、財務諸表で企業評価をするつながりがあり、
    アカウンティングとファイナンシングのその接点について、
    学び始めはその大まかなつながりがつかめます。

    ABSでの入門としてのテキストとして読み始めましたが、
    今後も振り返って見直す時に活躍してくれる一冊です。

  •  財務諸表分析を基本から教えてくれる本。これを読めばすぐに株でもうけられるなんてことは間違ってもありませんが、数字に騙されない基礎は身につく気がします。
     ビジネスマンの基礎知識を得るための本としても、良本といえると思います。

     ボクは会計学の専門家ではないので、その点を考慮の上お読み下さい。
     最近経理関係の仕事を行っているので勉強のためと、実利的に株式投資に役に立たないかと思い購入してみました。本書の構成として、第1部で財務諸表に記載されている項目を説明し、第2部でその数値がどのように解釈されるかを説明し、第3部で証券投資への応用を図っています。
     第1部、第2部の説明は実際の財務諸表の数値を用いてなされています。この方式ならばどの項目をどの分類に配賦して分析したら良いか見当もつかない素人でも応用できます。各章、各節で記述が重複して若干冗長にも感じますが、逆に、どこから読み返してもどこを参照すれば良いか分かる構成ともいえるので便利かもしれません。第1部、第2部を読み終えれば財務諸表の単なる数字が、企業の製造の現状を浮かび上がらせてくれるものに見えてきて、ちょっとドキドキします。
     第3部はここまでの記述に比べれば若干見劣りする気がします。証券投資への応用と言いながらもその言及は限定的です。一方で、ポートフォリオ理論に基づく投資の方が良いかも知れないと述べたり、ディスカウント・キャッシュ・フロー法での分析が必要と述べたり、一貫した主張は見られません。
     結論として、財務諸表の数字が意味するところは何かを知りたい初心者には有用な本だと思いますが、分析結果を利用して株式投資で儲けようと思っている人にはあまり役に立たないかもしれません。

  • 財務諸表分析の基本テキスト。

    財務諸表そのものの説明に始まり、基本的かつメジャーな財務諸表分析手法の解説、そして財務諸表分析の証券投資への応用といったラインナップ。

    非常に簡潔かつ正確な説明が特徴。
    ヘタな入門書を乱読するなら本書を一読して手元に置いておくが吉。

    正確な説明により、意図してか意図せずか、財務諸表分析の効用だけでなく、限界をも理解させてくれる点も評価できる。

  • 意外と学術的な深みが無かった。まぁもともとそういう学問だっていうならしょうがないけど。

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著者プロフィール

神戸大学名誉教授,昭和女子大学特命教授

「2024年 『財務会計・入門〔第17版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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