「経理」の本分

著者 :
  • 中央経済社
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本棚登録 : 149
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784502328114

作品紹介・あらすじ

経理部は何のために存在し、何をやっていて、そこでどう働けばいいのか。数多くの現場を見てきた著者が、経営者から「ありがとう」と言われる仕事をするための基本を伝授する。

感想・レビュー・書評

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  •  上場企業の経理担当者は必ず読むべき。
     ともすれば「事務屋」と揶揄されかねない経理人材に勇気と希望を与えてくれる名著。
     机上の空論ではなく、著者が実践してきたことから導き出されたことが書かれている。若手担当者向けのようなコピーがついているが、人材育成に悩むマネジメント層にも刺さるはずである。

  • 経理に配属されたらとあるけど、CFOや経理部門長も読まないとと思います。

    いくつか内部監査業務にも当てはまることがあり、監査報告書改革の参考になるなと思いながら、読めた。

  • 経理部員としての心得、資料作成、分析の仕方について書かれている。配属されたばかりの人が読むと良さそうに思う。個人的には以下の心得が刺さった。
    ・決算担当の仕事は、決算を締めることがゴールではない。
    ・現場で何が行われているのかに関心を持て。

  • 経理部を変えたいと思っていてもどのように変えるのかは難しいし、それを実行するのは勇気のいること。新人社員が行うのは一層難しいと思うので、勤務経験が長い人が率先して取り組んでいく必要がありそうだと思った。

    会社の組織に新しく入ることは学生でいた時分から求められるものに大きな差がある。最初は全く右も左もわからなくても、焦らず目の前の仕事を大切にしていく必要がある。時間の使い方で、人生に差がつくという点が印象的であった。

    作者は会計士でありながら、経理部での自身もお持ちで、そのような方がこのような本を書いてくださって大変勉強になった。

  • 若手経理部員の自分にはとても刺さった内容でした。
    経理の本質は、会社のあらゆる情報を会計の数値に加工、変換し、利害関係者に発信することであるが、普段は作業が多く、伝票の処理だけで一日が終わってしまうこともあり、なかなか情報を発信するというところまで意識して仕事をするのは難しい。
    しかし、今後はAIやRPAの導入などで作業の時間が減っていき、作業だけをやってきた経理部員は生き残るのが厳しくなってくるので、普段の業務から経理の本質を意識して仕事をしていこうと思いました。

  • 私自身、経理担当者として考えさせらる内容だった。つい忘れてしまう心構えを思い出させてくれた。
    経理担当者はもちろんのこと、経理業務について興味がある人にも読んでもらいたい一冊だった。

  • 名著 著者の熱量が半端ない。

  • 本書は、上場企業の経理部員をターゲットに、
    経理部に配属された時に、経理の処理ルールの本ではなく、最初に経理部の意義、本当のお客様を知るために書いたと「はじめに」に書いている。
    上場企業でも経理部の業務が仕訳の入力や決算書に数値を当てはめる作業で終わっていたり(情報倉庫業)、各利害関係者に対して価値ある情報をタイムリーに提供できているが、その情報が事実にとどまっており(情報製造業)、新たな価値を創造したり、企業価値を高めたり、経営のサポートをしたりする部署(情報サービス業)至っていないと述べている。
    部署の存在意義や業務の原則、部員の心得を述べながら、情報サービス業としての経理として必要な知識、心構えを述べており、非常に参考になったし、
    自分の経理の経験から共感できる内容もたくさんあったが、読むタイミングとして、自社の事業やその事業に対しての経理のスタンスを把握できるタイミング、新入社員ではなく、30歳前後が1番良いのではないかと感じた。
    また、経理の組織が強くなれるかは、
    経理自身からのアプローチがもちろん大切だが、
    経営や事業側に数字を大切にする文化があり、
    経理機能に対する相互要求があって、
    初めてその会社、組織の経営は強くなれると
    思う。

  • 経理の仕事内容について読んだ本。

    書いている内容は経理の仕事内容の詳細ではなく、経理がどのような心得で、どのように効率化して仕事するべきなのかが記載してあり、経理の部署に移動したら必ず読むべき本である。

    また経理にとっての分析方法も記載しているので、何回も読み返す価値がある。

    経理の分析方法、仕事の効率化、仕事で気をつけるべきことを一冊でまとめてある

  • 私は経理職だけど、こういう前時代的な経理マンが大嫌い。こういうタイプがデスクでふんぞりかえってウンチクや「べき論」を声高に叫んでるから、この業界は古臭いままなんだと思う。
    エンジニアが書く本のほうが、よっぽど会計のロジックの美しさを表現して、且つこれから必要な「今後の実務」を反映してると思う。もう変革期に入ったんだからこういうタイプの人が現場から減ることを心から願う。
     

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