- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784523265801
感想・レビュー・書評
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亡くなった兄が家に匿っていたのは、兄の友人であり、また家族3人を殺したとして指名手配されている男だった。
警視庁の刑事である妹は、兄の遺志を引き継ぎ、男を匿う。
自ら抱える不可解な謎を持った事件を、男と共に解き明かしながら、彼は本当に殺人犯なのか探っていく。
設定はおもしろいのたけれど、正直なところ、登場人物にあまり魅力を感じない。
そして、"不可解な事件"がやや突飛すぎて、リアリティが無さすぎというか…刑事が指名手配犯を匿い、共に事件を解決するというだけで十分突飛なので、いまさらリアリティ云々というのも陳腐なのだけど…
突飛な事件にするために無理矢理ひねりだした状況、トリック感が、私の好みでは無かった。
ラストも分かったような分からないような…それで結局この人たちはどうするつもりなんだろう?という、多分そこが筆者の狙いなのかなという気もするが、なんともすっきりしない終わりかただった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうやって殺したか?がメインの安楽椅子探偵ミステリ。
仕掛けに重点を置いているため、なぜ犯罪を犯したか?が好きな自分には合わなかった。 -
なんかもっとホラーな感じなのかと思ったんだけどな~
怖くなかったな。 -
不可能犯罪物の連作短編集。一家三人殺しの重要参考人として指名手配中の男が洋館の地下牢に閉じ込められていて、女刑事が世間の目を欺きその男の世話をしているという設定。男は刑事に未解決事件の話を聞き、安楽椅子探偵の様にその事件の真相を言い当ててしまう。
設定はユニークだったが、奇抜な謎の割にトリックが平凡で全体的に肩透かしだった。最終話で三人殺しの真相が明らかになるが、そちらも感心出来なかった。それと、女刑事の二卵性の妹がウザい。この著者の作品は3冊読んで、その中では面白い方だったが、どうやら自分の好みには合わないみたい。 -
会話文が連続しすぎて、どれが誰か分からなくなってくる……。
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ほんと、なにが本格ミステリなんやろひどいわ
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設定は異常なのに、展開は至って堅実。
ひたすら思考実験を繰り返すタイプのミステリーは、案外好きだ。