経営学入門 下

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532108540

感想・レビュー・書評

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  • 下巻では、企業成長、国際化、イノベーションの三つのテーマがあつかわれ、上巻よりもいっそう具体的で実践的な性格の強い内容になっています。3MやIBMの社内ベンチャーの例や、ブラザー工業の国際化戦略の事例などがとりあげられており、興味をもって読むことができました。

    また最終章では、日本企業の経営の特徴とその問題点について、著者自身の考えが提出されています。関係はないのですが、2020年現在、日産のカルロス・ゴーンの果たした業績を例に日本企業についての考察がなされているのは、感慨深いものがあります。

    巻末には、経営学の簡単な歴史と、やや詳細な文献案内が収められています。

  • 【推薦文】
    題名の通り「経営学」について扱っている本ですが、根底にある戦略論、組織論の知識は経営以外の人間にとっても持っていて損はないと思います。経営システム工学科の人だけでなく、他学科の人にもお勧めできる本です。
    (推薦者:経営システム工学科 B4)

    【配架場所】
    大岡山: B1F-一般図書 335.1/Sa/2

  • 5章が大変示唆に富む内容になっているので必読です

  • 上巻は経営を学問的に体系付けることに終始していましたが、下巻は国際化や社内ベンチャー等実際に即した内容を扱った実践的なものになっています。
    経営学を勉強する上で必須という内容ではないかもしれませんが、理解が確実に促進されるのでやる気があれば読むことをお勧めします。
    相変わらず教科書としてはかなり読みやすく仕上がっています。

  • [ 内容 ]
    組織論と戦略論を有機的に結びつけて解説。
    国際化、社内ベンチャーなど企業がダイナミックに成長するために必要な組織と戦略を紹介。
    日本企業の経営課題を多面的・多元的に解説。
    付録で、経営学のあゆみと次のステップの学習に必要な書籍を紹介。

    [ 目次 ]
    1 企業成長のための戦略と組織
    2 国際化のための戦略と組織
    3 社内ベンチャーの戦略と組織
    4 研究開発の戦略と組織
    5 日本企業の経営課題
    付論1(経営学の変遷―組織論と戦略論の前史 文献紹介)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 組織論、戦略論、マーケティングなどの枠組みが説明された上巻に対して、本巻は研究開発、ベンチャー起業などへの実践方法の説明がなされている。当方、この分野に関しては素人だが、ここ10年間くらいの話題も盛り込まれているあたり、比較的先端的な内容であると思う。より学問を深めめたい者に向けた参考図書の解説は入門書として親切である。

  • 20090511_KT

    経営学を体系的に学べ、導入時に非常に有効だと思う。中小企業診断士受験の教科書にしたい。

    I 企業成長のための戦略と組織

        1 企業成長の方向性
        2 新規事業の戦略代案
        3 最適参入戦略
        4 外部資源活用型の成長戦略と組織

    II 国際化のための戦略と組織

        1 国際化の戦略
        2 多元的国際化――――ABBの事例
        3 国際化の先進事例
        4 国際化を支える組織

    III 社内ベンチャーの戦略と組織

        1 社内ベンチャーとは
        2 スリーエム(3M)の社内ベンチャー
        3 IBMの社内ベンチャー
        4 社内ベンチャーの意義
        5 創造的共生とその条件
        6 ベンチャー型組織へ向かって

    IV 研究開発の戦略と組織

        1 指針としての技術戦略
        2 企業による研究開発
        3 製品イノベーションの管理
        4 研究開発と情報技術

    V 日本企業の経営課題

        1 目標におけるトレードオフを解決する
        2 戦略性を強化する
        3 ビジネスモデルを組み立てる
        4 企業価値ポートフォリオを考える
        5 技術力を経営力に結びつける

  • 経営をアカデミックに捉えた概説書。文体が堅いので私には読みにくかったが、体系的に書かれているので、わかる人にはわかりやすいと思う。著者の講義を受けたが、すごく論理を大事にするという印象を受けた。

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著者プロフィール

慶應義塾大学教授

「2005年 『イノベーションの収益化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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