- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532111427
作品紹介・あらすじ
企業関係者はもとより、NPOや環境運動関係者にとっても、環境に関する法律の知識は必要不可欠となっています。環境問題に対する企業や行政の法的責任は、いまや大きなリスクです。環境法はさまざまな分野にまたがる複雑な法律群からなります。本書は、代表的な法律を中心に、公害法・環境法の全体像が見渡せるよう構成を工夫しました。容器包装リサイクル法の改正や外来生物法の制定など、最新の法整備もフォローしています。環境法についてさらに詳しく学びたい方のために、巻末に参考文献一覧を掲載しました。
感想・レビュー・書評
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全体像と基本構造。各論は後半単なる概要説明で物足りないが、前半は今後の課題や展開の示唆がある。
・事後的、個別的民事法と一律、予防的行政法
・憲法における環境権は実質的に含まれている
→明示的に規定することによって変わることはあるのか?
・環境基本法の3つの基本理念
1.環境の恵沢の享受と継承等(3条)
2.環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築等(4条)
3.国際的協調による地球環境保全の積極的推進(5条)
→これを実現する具体的法政策は?
→基準値以上の超過達成を促す排出量取引等(前向きPPP)
・環境規制法の骨格
1.コントロール内容の決定
2.コントロール範囲の決定
3.コントロールの方法
4.義務付け
5.遵守実施のための手段
6.情報の収集
7.違反に対するサンクション
◯廃棄物処理とリサイクル
・拡大生産者責任適用の要件
・シェアリングエコノミー拡大の中での法政策の役割?
・廃棄物処理法と資源有効利用促進法の合体詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
配架 : 2F 閲覧室1 519.12 / 2007
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環境法の基礎を学ぶのにちょうどいい本
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環境問題に関する諸法令について、幅広く解説した入門書。
仕事上、産業廃棄物や騒音・振動等に関係するので、基本的なことを知っておきたいと思い、購入。
環境汚染、廃棄物処理、自然保護など、幅広く取り上げており、非常に多数の法令が環境問題について取り扱っているのが良く分かった。
環境問題に対する取り組みは、強まりこそすれ、弱まることは決してない。もっと、しっかりと勉強していく必要があると感じた。