人はチームで磨かれる

著者 :
  • 日本経済新聞出版社
3.39
  • (7)
  • (18)
  • (26)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 212
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532168667

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 自分がいま興味のあるチームビルディング
    より現場に近い内容で語り掛けてくれました

  • ・「教える」というより、学び合うチームをいかにつくれるかが重要。学び合うチームが社会性を育て、個人の学びの活性化にもつながる。

    ・例え新入社員であろうとも、配属されたチームの推進力になることが可能。まずは「自分はチームのために何ができるのか」と、常に考える癖をつけることが第一歩だ。あるいは他のメンバーにしても、「自分は推進力の一助になっているか、それともぶら下がっているだけか」を考える必要がある。やや大げさにいえば、これは大人としての義務でもある。

    ・リーダーの存在は重要。しかしリーダーの下でメンバーは黙って言うことを聞いていればいいという時代ではない。社会の急速な進化または変化に乗り遅れないためには、メンバー個々人もそれぞれにかg萎えて行動する必要がある。つまり、全員がリーダー的な気概を持ち、なおかつチーム全体としても調和していなければならない。

    ・見習う・技を盗むという教育の再興のためにも、自分なりの秘技や奥義を使って突出した成績を残す人より、それを広めてチーム全体の成績を引き上げた人、自分の経験値を伝えて共有できた人を評価することが重要だ。

    ・リーダーにはメンバーをやる気にさせる言葉と、それを裏付けるような身体性が求められる。本来、リーダーは年齢やキャリアではなく、こういう身体性を持っているかどうかで選ばれるべきだろう。とりわけリーダーとして気をつけるべきは、何があってもネガティブな感情を前面に出さないことだ。不機嫌なリーダーの存在は、不機嫌なメンバーがいる以上に場の空気を悪くする。「北風と太陽」のイソップ寓話ではないが、現代に必要なのは、むしろ彼らの萎縮を開放して積極性を引き出すような工夫なのである。

    ・リーダーに必要なのは、空気を読んだ上で、それを好転させる工夫だ。基本は、積極的に声を出していくこと。あえて読めないふりをして誰かに話題を振るとか、受けないことがわかっていてもジョークを飛ばすとか、日常的に機会はいくらでもあるだろう。「人柱」になる覚悟を、リーダーは決めなければならないのである。

    ・ミッション・パッション・ハイデンション この3つさえ心がけていれば、どんな仕事に就いても通用する。ミッション:使命感、パッション:仕事の原動力。チーム全体で持つこと、勝者のメンタリティは伝染する、ハイテンション:状況にかかわらず、とりあえず元気を出そう、声を出していこうということ。結果さえよければテンションは上がる、と考えるのは間違い。まずテンションを上げるから、そこに結果がともなう。結果が出ないと不安に思ったり弱気になったりしがちだが、それをハイテンションで吹き飛ばす。

    ・カオスが生まれているか?立ち上がりは混沌としているが次第に経営が軌道に乗って組織が大きくなると秩序立っていく・・・そうなると組織はカオスを恐るようになる。たとえ従来の業務を妨げる不便さがあったとしても、新しいものにチャレンジする余力は欠かせない。すべての業務を100%とすれば、せめて10%程度は常に入れ替えられ、カオスにするぐらいの柔軟さがあってもいい。これだけでも、時代への対応性は大幅に増すはずだ。

    ・メンバーそれぞれがポリバレント(多機能的)になる・・・ある分野で専門性を持ちつつも3つ程度のポリバレントな能力が要求される。

  • 学習する組織の実践。
    やってることなので共感できる。
    発言量の可視化はとりいれたい。

  • まさに私がやりたいことが明文化されていて感銘をうけた。真のチームワークとは何か、生産性の高いチームとはなにかを考え、気付きを得るきっかけになる。

  • 言っていることは正当だと思うが、実践できるかがよくわからない、と感じた。

    少しくどすぎて、最後まで読めなかった。

  • 齋藤 孝先生の書籍を初めて読んだが、すごく読みやすい。さすが教育者だと思う。
    お硬い本に書かれていることを、スポーツや教育の現場のことを題材に使いながら丁寧に説明してくれている。また、自分の現場でのヒントになるアクションがこんなにも見つかった書籍はないだろう。
    付箋つけまくってしまった箇所を何度も読みかえす必要がありそうだ。それもまた、楽しみ。
    他の書籍も読みたくなったなぁ。

  • チームや組織をマネジメントする上で参考になる点多数あり。特に「ミッション・パッション・ハイテンション」は秀悦な語録。

  • チームの在り方や会議に関して勉強になる。

    もう一度再読したい。

  • 身体性をキーワードにしたチーム作りの話。チームビルディングをしていく上でのヒントを得たくて読みました。参考になる点は多かった。予想通りスポーツ界でのチームのあり方やコーチングが紹介されていたので、次はそっちを深堀りして読んでいくと良さそう。

    印象に残ったのは、チームを良くするためにはチームの雰囲気作りが必要だという事とそのためにはリーダーやメンバーみんなが身体を使ってそれを表現するということ。例えば、人の話を聞くときにはその人に対してヘソを向けようとか。目を見るだけでなく、相手のほうに身体を向けるということですね。そういった身体性の話がキーワードになっていて面白かったです。

  • チームの一員としての誇りをどう作り維持し高めていくべきかを考えさせられた。勉強会を”有志による課外活動”でなく、”業務の一環”とすることで知識が共有され、言葉が共通になること、事務作業を一緒にすること、御用聞きをしたり褒めたりすること、全員の発言を必ず引き出すこと、などの一連の雰囲気の形成は、リーダーの責任であることを痛感した。興奮と祝祭もその通りだ。一つだけ反論は、強い個でしか強いチームは作れないので、ここに書かれていることはトップチームの作り方ではないと思う。しかし、それ以前の大前提の状況作りは、メンバー側でなくリーダーの義務だ。難しいなぁ~。

全23件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

人はチームで磨かれるのその他の作品

齋藤孝の作品

人はチームで磨かれるを本棚に登録しているひと

ツイートする