世界を支配する運と偶然の謎

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532176754

作品紹介・あらすじ

☆人生も、ビジネスも、そして世界情勢すらも「運と偶然」によって大きく影響されていることには、誰も異論をはさみません。しかし、「では、偶然とは何か。どうして偶然の出来事が起こるのか」と問われても、多くの人は答えに窮してしまいます。

☆本書は、偶然と必然にはどのような違いがあり、どうすれば偶然の本質を理解し、飼い馴らし、運を引き寄せることができるのかをスポーツ、経済・ビジネス、歴史的事件など様々な事例を紹介しつつ、自然科学や社会科学、さらに数学などの知見を用いながら平易に解説します。

☆ますます「不確実性」に満ちあふれ、そして「運と偶然」に支配する世界に生きる私たちが、どう生きるべきかのヒントにもなる画期的な好読み物です。

感想・レビュー・書評

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  • ・偶然の出来事はよくあること。無理な意味づけやパターン化は控えること。
    ・成功は実力でなく、不祥事は偶然じゃなく必然と思え。
    ・複雑なものは予測できない。謙虚さを持って洞察力を磨け。
    ・宇宙や生物、そして歴史も偶然が作り出す。

  • それは偶然なのか、必然なのか。運がいい、ついてる、というのは確率論としてどうなのか、記憶の中でバイアスがかかる、定説として残っているものも残ってない人の記録がないなどの生存者バイアス、など。
    なるほど、と思うことがあった反面、途中から読み進めなくなったのはどこかに合わないところがあったのか。。

  • フィンテック 金融(finance)テクノロジー(technology)が合わさったもの
    スマホで決済、レシートをカメラだ読み込んで家計簿

    ビッグデータ 様々なら形をした、様々な性格を持った様々な種類のデータ
    防犯カメラ、Nシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)、選挙速報、マイナンバー

    IOT ものインターネット(internet of things)

    CASE(connected autonomous shared & services electric)

    思い込み(その多くは、過去、偶然に起きたことを合理的と考えるためのもの)を排し、虚心坦懐(先入観を持たない)に物事を見る謙虚さが必要

    リチャードワイズマン
    人は生まれつき運が良いわけではなく、本人も気づかないうち幸運を作り出している。(運のいい人の法則)

    マイケルモーブツシン
    (偶然と必然の方程式)人生で経験することの多くは実力と運の組み合わせ 運=実力連続体
    結果をよくするためには、実力を向上させることだけ

    ギュンター
    直感力は神秘的なものではなく、背後に情報の蓄積とその活用がある

    google 15%ルール

    イノベーティブであろうとする企業は、まず、創造に必要な多様な要素が自由自在に衝突し合うような環境に満たされていることが必要

    予測する時は、譲れない信条は不利である。
    確率論的にものを考える

    ギャディス
    歴史的な出来事の原因を辿る方法は、結果については絞り込むことが必要だが、原因については絞り込まないことが重要

    謙虚であると言うことは、本能を押さえて事実を正しく見ることがどれほど難しいか気づくことだ

  • 「世界を支配する運と偶然の謎」
    植村修一(著)

    2019 10/28 第一刷 日本経済新聞出版社
    2019 11/20 第ニ刷

    2020 1/27 読了

    運と偶然…なんと魅力的な言葉か。

    経済や軍事。

    人類は有利な結果を導く為に知恵を絞りに絞ってきた訳だが
    結果を正確に予測する事は不可能なようだ。

    その大きな要因がいわゆる運と偶然。

    金融の専門家、リスクマネジメントのプロが
    古今東西の文献から歴史上偶然が生んだ結果を検証している本書。

    運には自信…
    いや運しか自信の無いぼくには頷く事ばかり。

    もう一切努力とかしなくて良いな^_^

  • 内容的にはそれほど目新しさはないですが、運や偶然に関しては興味があるテーマなので面白かったです。

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著者プロフィール

評論家

1956年福岡県生まれ。79年東京大学法学部卒業、日本銀行入行。90年大蔵省銀行局へ出向。日銀調査統計局企画調査課長、経済産業研究所上席研究員、日銀金融機構局審議役などを経て、2012年経済産業研究所上席研究員、2013年大分県立芸術文化短期大学教授。2018年退職し、著述活動に専念。

「2022年 『リスク、不確実性、人類の不覚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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