ビール15年戦争: すべてはドライから始まった

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532191399

作品紹介・あらすじ

1987年からの"ドライ戦争"がビール業界のシェア争いに火をつけた。その後、主役は瓶から缶に移り、販売は酒店からコンビニ・DSへ。そして発泡酒による消耗戦へ。多様化する消費者の好みをいち早くキャッチしようと踏ん張った最前線の人たちに光をあて、激動の15年を活写した力作ルポ。

感想・レビュー・書評

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  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 588.54//N14

  • 85年のスーパードライ発売から始まるビール戦争。キリンラガーの凋落、発泡酒・第3のビール、海外展開等々。寡占・成熟産業だったビール産業の変化はすさまじいものがあります。本著が刊行された02年以降も、プレミアムビールや糖質0、アルコール0など競争は継続中。

  • トップシェアがキリンからアサヒへ移った時のストーリー。ビール業界の経営戦略・マーケティングの事例研究に。

  • シェアでアサヒがサントリーに抜かれそうになった時期、スーパードライの登場で起死回生を果たし、そして遂にはビール業界の首位に立つまでの15年間の話。仕事柄、財務分析などの教育のモチーフにビール会社を使うことが多いのですが、価格競争が激しいのに税金などのコストが高く、低収益で薄利多売のゆえ、酒類総合メーカーとして生き残らなければならない必死さが、等身大の営業マンなど現場の苦労を通じてひしひしと伝わってきました。

  • 1980年代から今に至るまで大手4社が繰り広げた熾烈な開発、営業、マーケティングのビジネス戦争。アサヒがビールシェアNo.1になる道筋を軸に、働く男・女の人間模様。特に営業職の苦労は業界がちがっても共感できるものがある。個人的にはスーパードライが何故麦芽100%にしないのか、その理由が初めて分かり納得した。

  • DBS商品・ブランド開発の授業のグループワークで使用。

  • アサヒの逆転劇

  • 2001年ビール業界リーディングカンパニーがキリンからアサヒへ移ったことから学べる経営、営業方法等が書かれている。

  • 2008年6月8日読了。ビール会社の力関係を塗り替えたアサヒの「スーパードライ」を軸に、大手ビール会社4社の戦い(企業努力?)を描くルポ。「ビール最終戦争」の方が現場の姿を描いていて面白い、か。楽しいのだろうが、泥臭い仕事なのだろうなあビール会社の企画・開発・営業とは。

  • ドライ戦争から始まったビール業界のシェア争い。これは単なるシェア争いに留まらず、ビールから発泡酒への流れを作る。販売先も酒屋からコンビニへ。瓶から缶への流れもあり、ビール業界だけでなく、多く
    の業界を巻き込んだ経済戦争となった。そ
    の最前線をレポートする。

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著者プロフィール

1958年群馬県生まれ。明治大学経営学部卒。東京タイムス記者を経て、フリージャーナリスト。著書には『究極にうまいクラフトビールをつくる』(新潮社)、『ビール15年戦争』『ビール最終戦争』『サントリー対キリン』『人事と出世の方程式』(日本経済新聞出版)『国産エコ技術の突破力!』(技術評論社)『敗れざるサラリーマンたち』(講談社)『一身上の都合』(SBクリエイティブ)『現場力』(PHP研究所)など多数。

「2023年 『日本のビールは世界一うまい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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