サラリーマンは、二度会社を辞める。

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532261764

感想・レビュー・書評

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  • 「人事部は見ている。」が大変面白かったので、手に取りました。働き方に関するエッセイともとれる内容で、マンネリ感があり今後のキャリアやライフプランの事を考えているビジネスパーソンには興味深い内容です。一読して感じたのは、自分の人生は自ら切り開くということ。けして、時として自らにふりかかる困難なことを他人のせいにせず、自分で考えて判断して一歩を踏み出す。
    あらためて会社生活を全うする勇気をいただきました。

  • 結構、読み応えがある。読み応えがあるというのは....ものすごく目次が多い。ちょっとびっくりする。で、読んでみると、ものすごい量の話が語られている。全部の情報を頭に入れながら読もうとすると大変。つまり、読み応えがある。別にそれを悪いこととは思わない。少しポイントを絞って書けば、半分ぐらいの薄さになるんじゃないか、とちょっと思ったりする。が、著者は、きっとものすごくまじめで、人当たりの柔らかな人なのではないかな、という想像ができる。

    さて、目次には、「40歳になったら自分の評価は変えられない」とか、割とどきっとするようなのもあるが、総じて「いや違うだろ」とか違和感や反論したい気持ちになるようなところはない。なるほど、ごもっともだな。と思う。これはやはり著者の集めた、たくさんの会社員、職業人についての情報の量が膨大で、それが積み上げられて語られているせいだと思う。参考になる点はたくさんある。たくさんありすぎるくらい。だいたいビジネス本って、いろいろ書いてあるけど、言いたいことは最初から1つだったりとか、多くてもせいぜい2つか3つぐらい、の本がほとんどではと思う。これもまあ、会社員ってのはこうで、会社員であり続けるならこう考えることもあるだろうし、こういう行動をとることもあるだろうし、でも、そういうのってたぶんこう考えるといいんだよね、とか、あるいは会社員を辞めるんだってあり、だし、で、やはり同じく、たぶんこう考えればいいんじゃないかな、って、そういうことが書かれていて...って、やっぱり1つとか2つとかのことを言ってるようではあるけれど、でもやっぱりすごくたくさんのいろんなことを、細かく分けて(だから目次もそうなっている)、たくさんの情報とともに語っている本。読了直後なので、あまりまとまってないが...良本です。ぜんぶをほんとうにしっかり読もうとすると、ちょっと大変。

  • 【心構え】
    サラリーマンという立場にいる人が、どういう心構えで人生を過ごすかを示しています。
    仕事術の本ではなく、サラリーマンは会社に対して、どういう姿勢で向き合うべきかを述べられています。

    わたしもサラリーマンです。
    会社には完全に帰属している状態で、仕事に『参加』しているという感覚はありません。

    仕事に忙殺され、やらされ感が前面に出ているため、参加型の姿勢はとれていません。
    人生において、「今はこのプロジェクト(仕事)に参加している」という認識を持てればいいのですが。。。
    こう考えられるようになれば、やらされ感はなくなるでしょう。(←これも自分に言っている)

  • 長く会社人生をしてきたからこその深みがある本。それこそ、3年ごとの一区切りごとに読んで、自分を見つめ直すのに役立てたい。

  • 生き方・働き方は人それぞれでいい、答えはひとつではないとわかり楽になった。このままでいいのかと悩んでいるサラリーマンにはおすすめ。

  • サラリーマンの「こころの定年」にどう向き合うかについて書かれた本。
    以下引用。
    「信頼される人になるための行動基準」
    ・相手の立場にもなって物を考える
    ・約束をきちんと守る
    ・いうことと行なうことを一致させる
    ・結果をこまめに連絡する
    ・相手のミスを積極的にカバーする

    自分を深めるというプロセスは、個人で取りくまなければならない。この営みは孤独のうちに進める作業である。
    自己に向き合うことは、相当な労力を要し、時間もかかり孤独感も伴う。

  •  タイトルに惹かれて読んでみた本です。私にとっての「今年」はひとつの節目の年でもあったので、なおさら気になりました。
     会社の中で人事関係の業務に長年たずさわっていたという著者の実体験にもとづく示唆が記されているのですが、私が読んでも「一昔前」感が拭えませんでしたね。
     世の中の多くの会社において、著者が指摘しているような実態がまだまだ存在していることは否定しませんが、会社に入って数年程度の若手ビジネスパーソンは、まだまだ身近な問題ではありませんから読んでも今一つ納得できないでしょう。

  • サラリーマンは二度退職するとは言い得て妙だと思う。

  • 人事・労務関係、大学非常勤講師の方の本。まずは目の前の仕事、会社や周りに貢献、第二の人生、コミュニティとしての会社、継承。

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著者プロフィール

楠木 新(クスノキ アラタ)
楠木ライフ&キャリア研究所代表
1954年神戸市生まれ。1979年京都大学法学部卒業後、生命保険会社に入社。人事・労務関係を中心に経営企画、支社長等を経験。47歳のときにうつ状態になり休職と復職を繰り返したことを契機に、50歳から勤務と並行して「働く意味」をテーマに取材・執筆・講演に取り組む。2015年に定年退職した後も精力的に活動を続けている。2018年から4年間、神戸松蔭女子学院大学教授を務めた。現在、楠木ライフ&キャリア研究所代表。著書に、『人事部は見ている。』(日経プレミアシリーズ)、『定年後の居場所』(朝日新書)、『定年後』『定年準備』『転身力』(共に中公新書)など多数。

「2022年 『自分が喜ぶように、働けばいい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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