- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532263393
作品紹介・あらすじ
今日、多くの方が将来のお金に対する不安を感じています。不安を感じつつも、どうしてよいかわからないという方も多いものです。しかし、将来の自分は今の自分が支えるより仕方がありません。
投資は、できるだけ早く、できるだけたくさん儲けようとするから難しいのです。少しずつ時間をかけて資産を育てていけば、とても簡単なものです。
人生を通じての資産運用を始めるのは、そんなに難しいことではありません。本当に難しいのはそれを続けることです。そして、続けなければ効果が出てきません。
長期的に資産を形成していくための「装置」を作り、それを点検しつつ「管理」していく。長い期間にわたって資産運用を続けていると、その道中にはいろいろな誘惑が登場します。しかし、それらに惑わされないで、ひたすら合理的なことを続けるのが大切です。「惑わされない」ことが資産運用の成功のカギです。
個人投資家を惑わす大きな要因は4つあります。それらは「情報」「相場」「商品」、そして、「自分」です。これらに惑わされず、投資を成功に導くにはどうすればよいのか。個人投資家に絶大な信頼を寄せられる資産運用のプロ4人が集い、4つのテーマから実践的にアドバイスします。
感想・レビュー・書評
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「情報」「相場」「商品」「自分」の4テーマについて、惑わされないようになるためのポイントがコンパクトにまとめられています。さらさら読める新書ながら、質の高い内容に思います。
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至極真っ当なことがかいてあると思う。この種の本は安易なハウトゥ本より、こういった本質的なことを考えさせる本の方が読んでいて面白い。
それにしても、昔の投資家は、グレアムさんにしても、テンプルさんにしても上手いことを言ったもんだ。 -
データは古いけれど、投資に対する考え方にとても共感できた。
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長期投資を今一度再認識させられるするための貴重な本。
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投資を考える全ての人にとって必読の書。
最終章のラストの座談会で大江氏が言う以下の言葉が本書の全てを語っている。
「投資でもっとも大切なことは、“惑わされない”ということに尽きると思います。人の言うことに惑わされず、自分の頭で判断すること、そして自分に惑わされないように「仕組み化」「ルール化」することが重要です」 -
とてもわかりやすく参考になる。投資は 、あらためて長期が大切。短期でチョコチョコ動くのではない。
投信もシンプルなものを選ぶべき。年に数回は、投資配分の見直しが必要。 -
[図書館]
読了:2018/1/14
アセットロケーション(notアロケーション)の考え方をこの本で初めて読んだ。とても参考になった。
「カモにされる投資家」へのツッコミも激しく、親が退職金で投資を始める!とか言い出したらまず読ませたい本。 -
[手に取った理由]
投資ブログで紹介されていたから。
[感想]
投資をする際に、やってはいけない事が書いてあり、参考になりました。状況による心境の変化を、例を上げて解説しています。
なるほど。こうやって人は間違った選択をしてしまうのですね。思い当たる事が書いてありました。
ここに書かれている失敗はせずに投資をしたいと思いました。 -
一応、初心者…という域から、そろそろ初中級者くらいの投資歴にはなりつつあるけど、そういう時が一番、知識やテクニックを中途半端に知ってしまった頃であり、だからこそ痛い目にあうかも…と思っていたところにこの本と出会い、とても参考になった。「普通の主婦が1億円…」的煽りタイトルの本よりも、もっとこういう本がたくさん出てほしいと思う。
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投資をする際に参考にしたいと思った点は以下の2点。
①リターンはコントロールできないが、リスクはコントロールできる。
②情報の価格にある理由を考える(証券会社のセミナーでなぜ無料のものがあるか)。