儲けるための会計: 実学入門 強い経営をつくる管理会計入門

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 115
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532310653

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  • 購入:2004年5月16日 読了:2004年6月21日 廃棄:2019年5月11日

  • 管理会計の基本を教えてくれる本

    目次
    <blockquote>第1章 美味い味と上手い経営の大きな違い
    第2章 さあ皆さん、二重帳簿をつくりましょう
    第3章 将来の予測が経営者の仕事
    第4章 売上が減ると利益はどうなる?
    第5章 ブランドと安売りの儲けを考える
    第6章 値下げ戦略を成功させる法則
    第7章 儲けと計数感覚の分岐点
    第8章 従業員の幸せに貢献する利益
    第9章 ゲームで儲ける側の論理、ゲームで遊ぶ側の論理
    第10章 未来への読みと決断
    </blockquote>
    発行が古いため、時事的な内容に古さが否めないが、
    管理会計の基本を知るには十分な本。

    外向けの財務会計でなく、内向けの管理会計について述べている。
    概要から入り、最初に損益分岐点の話が入る(4章)。
    第五章〜六章で値上げ戦略・値下げ戦略の真実を損益分岐点と
    固定費・変動費を使って説明。

    そして、原価算出の難しいサービス業に対して、
    ABC原価計算(活動基準原価計算)についても説明。

    最後に正味現在価値(NPV)や内部利益率法(IRR)などの説明。
    特にディスカウント・キャッシュ・フロー(DCF)を別にして説明すると、
    至極単純な構成なのがわかる。
    DCFについては、複利の値とその逆にした値の対比がわかると問題なく
    解決してしまった。

    会計の数字は難しい公式が出るが、結局はいろいろ見方を変えただけで
    わかってしまえば難しくないね。

    難しい計算はやはりでない。ある程度決算書の読み方がわかるようになってきたら読むべき本だろう。
    昔と違い、今はもはや投資対効果とかが平然とセオリーになっているから、
    この管理会計の理屈を上手く使わなければ、リターンを説明出来ない。
    その第一歩としておすすめする。

  • 実際の企業の記事を日経から抜粋し、それと交えながら実例を持って、管理会計の手法を説明していく良書。
    管理会計の大枠のイメージを掴むために初級者にオススメの一冊。

  • 儲けを出すには三つある
    ①限界利益率を上げる
    ②売り上げを増やす
    ③固定費を減らす

  • 管理会計の考え方が分かり易く、理論的に説明されている。
    値引きの考え方は非常に分かり易く役に立った!

  • 社会人としては財務入門が必要だと思いますが、当社の
    場合、管理会計の知識も必須なのです。

  • やはり管理会計と意思決定、か。

  • 「限界利益」「損益分岐点」、いままでげーっと思っていた言葉の意味がわかりました。この著者の文章のリズムが好きです。

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著者プロフィール

1963年、三重県生まれ。作家、公認会計士。田中靖浩公認会計士事務所所長。早稲田大学卒業後、外資系コンサルティング会社などを経て現職。中小企業向け経営コンサルティング、経営・会計セミナー講師、執筆、連載を行う。著書に『会計の世界史』(日本経済新聞出版社)、共著に『お金にふりまわされず生きようぜ!レストランたてなおし大作戦』(岩崎書店)など多数。

「2022年 『会計と経営の七〇〇年史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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