解決学15の道具: ソリューション考えるツール
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2004年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532311483
感想・レビュー・書評
-
・人間の頭の使い方を分類すると
①数々の問題を把握すべき状況
どんな問題があるのか、どれから処理すべきなのか
②原因を究明すべき状況
なぜ、問題やトラブルは起きたのか、どう対処すべきか
③選択や決定をすべき状況
どの選択肢を選ぶのか、最も望ましいのか
④リスク対応が求められる状況
環境変化を踏まえ、将来の危険や不安にどう備えるか
・現状把握とは、問題の本質には何があるのか、処理しやすい個別具体的な問題に分解したうえで優先順位を設定(評価)し、さらにどんなプロセスで個々の問題を処理して結論を出すかという一連の思考作業
・問題の課題化
○たんなる状況でしかない問題を分析や行動につながる表現にすること
○次の行動がイメージできない、あいまいな表現を使わない
○問題の表現を単に言い換えるだけでは、実際の分析、行動につながらない
・分離・分解
○大ぐくりで漠然とした問題を、構成要素に分けること
○抽象的に表現されている状況を、具体的で処理しやすい部分に分ける
○大きな問題であればあるほど、「顕微鏡」できるような視点で分解する
・問題分析
①重要度 より大きな問題(案件)は
②緊急度 すぐに手を付けるべき問題(案件)は
③拡大傾向 放置すると、より拡大(深刻化)する問題(案件)は
・緊急度の高いものから着手してしまいがちだが、重要度や拡大傾向に意識を活かせることも大事
・優先順位
○複数の課題から、優先して手をつけるものを判断する
○重要度、緊急度、拡大傾向のサン要素で評価して取り組む順位を決める
○優先順位を意思決定おける判断基準と混同してはならない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
問題の論理的解決に役立つ。
-
市
-
問題=あるべき(期待する)状態からの逸脱。
論理的な人は謙虚である。
問題の課題化、分離・分解、優先順位、判断基準、分析課題、情報分析、原因の検証、対策、決定事項、選択肢、マイナス要因、重大領域、具体的な問題現象、予防対策、発生時対策。 -
とても良い本だと思うのだが、あまり評価されていないよう。
思い込みは最初に浮かんだ考え、ひらめきは最後に思いついた答え。知恵者はひらめく。
だから、原因を発見したらまず疑う。
なぜならそれは思いつきだから。
大きな問題は「分けて見る」。
ときには高いところから俯瞰する。
決め打ち、思い込みは捨て、
複数選択肢を用意する。
?数々の問題を把握すべき状況−どんな問題があるのか、どれから処理すべきなのか
?原因を究明すべき状況−なぜ、問題やトラブルは起きたのか、どう対処すべきか
?選択や決定をすべき状況−どの選択肢を選ぷのか、最も望ましいのか
?リスク対応が求められる状況−環境変化を踏まえ、将来の危険や不安にどう備えるか