ファースト・ペンギン楽天・三木谷浩史の挑戦
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2014年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532319632
作品紹介・あらすじ
ビジネスは冒険だ!年間流通総額2兆円、会員数9400万人。電撃的連続買収で世界へ-。起業家・三木谷の大勝負が始まる!「ネット世界一」の旗の下に集う強者たちを追う迫真のルポ。
感想・レビュー・書評
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三木谷さんを通して、楽天の歴史やビジネス手法の賛美がメインになっている。
最初の方では、世界のトップビジネスで戦う為に人脈を築く必要がありその為にアメリカシリコンバレーに居を構え、ホームパーティを開いてビジネス界の寵児を誘ってお互いに知り合う必要がある事等が、非常に華やかで特別なものだと言う感じで書かれている。
そういう面では規模は全く違うが、一昔前の職場であった、社員旅行などは、同じ事業所にいながら普段あまり接点がない人と交流する事で、後日仕事を円滑に進める事が出来る様になると言う意味では非常に良い制度だったのかもしれない。
基本的には三木谷さんはシャチがいるかもしれない様な未知な海に真っ先に飛び込み、魚を得るファーストペンギンとして賛美してる。
また経済学者の父を持ち、ハーバードのMBAでは金融、経済分野で著名な教授たちに「良一の息子か」と可愛がられ、経済界の重鎮からも可愛がられるなど、なぜホリエモンや孫正義さんではなく、三木谷さんなのか?と言う事を色々なエピソードとあわせて紹介している。
三木谷さんが興味のない話題になると途端に話をうわの空で聞く場面や世間から我田引水と批判を受けるような事についてもほんの少し紹介しているが殆どが楽天そして三木谷さんへの賛美として紹介されており、ちょっとうんざりする。
でも、社内英語化を進める場面では、最近仕事で資料を英語と日本語で作っている身として、激しく合意する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三木谷さんや楽天のいろんな関係者や楽天に入る経緯がリアルに描かれていて楽しかった。
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全く新しい内容は無かった
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話の終わりがわかって聞くのをやめてしまうのがアマゾン。最後まで聞くのがソフトバンク。
何かコンプレックスがあって起業をするのではなく、社会を実現したいという想いから起業をしている。 -
購入本。三木谷氏のセミナーを聞いて興味を持って購入。
教室で座っておられずいつも立たされていた子供時代から変わらず、新しい事に挑戦し続けて来た。これだけ短期間にこれだけの企業の買収によく成功したと思うが、おのおのシナジー効果が高い。優秀な人材をヘッドハンテイングするシステムが出来上がっている。全世界にこれだけ人脈が有るとは知らなかった。奥田、盛田に次ぐ人材と表かされている。孫、柳井とのBIC3. -
・ファーストペンギン=リスクを冒して道を切り拓く「業を起こす者・起業家」。彼がいなければ、ペンギンの群れは飢えて絶滅するところだった。国が支援するのは主に「インベンション=発明」のための基礎研究。だが、発明ばかりして特許件数を貯め込んでも、それを事業に結びつけなければ国の競争力は上がらない。インベンションの成果を社会に還元するには、知財や許認可など、様々な要素を結合させて価値を生む必要がある。創造的破壊で知られる経済学者のシュンペーターは、このプロセスを「新結合=イノベーション」と定義している。日本人の価値観や日本の産業政策は「ものづくり」に偏っている。三木谷浩史は楽天創業から常に古いヒエラルキーと闘い続けている。
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関心を持ったことはとことん突き詰める
安住せずリスクを取り続ける
現実を直視し、そこからどうするかを考える
自分で描いたストーリーを信じなくてどうする -
だいぶ美化されてる気がするけど、知ってる人がいっぱい出てきて面白い、関係者以外には今不明かも