リーダーは最後に食べなさい!: 最強チームをつくる絶対法則

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532319755

作品紹介・あらすじ

海兵隊の上官は、部下に食事が行き渡ったことを確認してから、いちばん最後に食事をとる。リーダーは特権を与えられているからこそ、部下のことを気にかけ、私利私欲を捨てなければならないのだ。そうした安心感がない職場では、能力を存分に発揮することができないし、ひいては幸福な人生を送ることもできない。TEDトークで2000万回動画が再生された『WHYから始めよ!』の著者が、部下をやる気にさせて一体感のある強いチームをつくる方法を伝授する。

感想・レビュー・書評

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  • サイモンシネックは着眼点が鋭く本当に頭が良いと思う。
    生涯傍らに置いておく本です。

  • 表題と内容はイマイチあってないが、いわゆるリーダー論。いくつかの事例を踏まえてリーダーが目指すべきチームについて書かれており、どちらかといえば組織論。

  • 大きな飛躍を成し遂げるには、たしかに一歩ずつ前進しないといけない。だが、私たちを奮起させるのは小さな一歩ではなく、大きな飛躍を成し遂げるためのビジョンである。そしてそのビジョンを実現するために本気で仕事に取り組んだ人だけが、後に振り返り、自分が関わった仕事に大きな意味があったと断言できる。

  • 自分の要求よりも他者の要求を優先することにリーダーシップの真価があることを教えてくれる。そこに脳内物質をからめて説くから余計面白い。

  • 須田役員推薦
    様々な方が本書を読むだろうが、自身が一番、衝撃的な共感を示した自負がある。
    記載されていることは、自身の思考のベースとなる「流れに逆らわない」を科学的見地。いわゆる生物学から論理的に解説し、シンプルな解決策を示している。
    当該の思考や思想は、元々潜在していたにせよ、人材開発にて、100年先にも残る企業との見地から組織の育成に携わった時に行き着いた結論をさらに細分化したものだからだ。
    また、ドーパミンに支配された状況や人員削減、様々な場面が規模は違えど、間違いとして紹介されている。間違いとした理由はいずれの企業も一時期より大きく後退したからだ。

    本書は、まず自身が共感し理解するために読んだ。
    次に自身の行動に反映させるために再読する。
    そして、自身と同じ価値観わ共有するため、周りの社員に読んでもらう。

    数値、確率だけではなく、個々の人が過去も、今も、そして未来も変わらず主役である。

  • 第18章のマルケ艦長の話がとても参考になる。

  • Whyから始めよで有名な著者。本作はリーダーシップとその不在による今日の社会への警鐘について述べられている。リーダーシップとは、「サークルオブセーフティ」の形成、すなわち組織のメンバーに大きな安心を与えることだと定義される。そのようなリーダーシップの発揮にかまけ、私利私欲に走ることが今日の社会問題(ex.株主至上主義が発端コンプライアンス問題、ソーシャルネットワークの拡がりを背景としたつながりの希薄化)につながっているとの主張。本作における主張には、やや根拠が薄いものが多く、偏りを感じる主張もあったが、脳内物質から来る我々の幸福の感じ方に関する理論やGEとコストコの株価の安定さとそこで発揮されたリーダーシップの違いは非常に面白い。

  • 海兵隊の上官は、部下に食事が行き渡ったことを確認してから一番最後に食事をとる。リーダーは特権を与えられているからこそ部下のことを気にかけ守らなければならない。リーダー論、組織論、経営論まで、すべてに応用が利く解説。スパルタ軍のエピソード、「愛とは私たちを破綻する力を相手に与え、その力を相手が使わないと信じること」、「ルールやテクノロジーを頼ることはできるが、信頼できるのは人間だ」、ミルグラムの実験と数値化された消費者は姿が見えなくなる。「自分たちがたっているところは理解している。どこへ行きたいかも認識している。足りないのはそこへ至る旅である」

  • 今の職場文化、まさしくこの本どおり。
    互いにけん制し、他部署への
    押し付け。
    報告事項は、自部門をいかにして
    守るか。
    数値だけ見て、全てそれで管理する。
    信頼や協力といった言葉は聞かない。
    いつも、でてくるのは
    何パーセント、いくら削減、という
    乾いたコトバ。

    分かりやすい例がある。
    引っ越しをするとき、費用をポンと
    出してくれた人。
    前日から、荷造りの手伝いをして
    当日、一緒にトラックに積み込み
    荷下ろしをし、片付けてくれた人。
    あなた、どちらの人の頼みをききますか?

    会社、上司は、褒賞や評価だったりを
    与えてくれるかもしれない。
    でも、一緒に物事考え、困った時に
    手を差しのべてくれる人には
    かなわない。

  • 「リーダーはメンバーを家族のように扱え」という主張がベースになっている。昔ふうの日本企業なら「そんなことをわざわざ外国人に教えてもらわなくても」と思うかもしれないが、本書が翻訳されて日本の書店に並んでいるのが現状であり、それはちょっと残念なことだと感じた。
    本文にジャック・ウェルチへの批判があるが、本国でそういう視点があるということは、勉強になった。

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著者プロフィール

コンサルタント
2009年のTEDトークに登壇し「WHYの力」を紹介。その動画は、視聴者数ランキング第3位となる3700万回再生を記録し、45言語の字幕がつけられた。TEDトークを発展させた書籍『WHYから始めよ!』は全米で100万部を突破するベストセラーに。彼のビジネスとリーダーシップに対する型破りでイノベーティブな視点は、アメリカン航空、ディズニー、ドイツ銀行、マースといったグローバル企業から、警察といった公的組織でも採り入れられている。米連邦議会、国連、米陸海空軍、米海兵隊、米沿岸警備隊などでもリーダー論を伝授してきた。ランド・コーポレーションの非常勤研究員を務めるかたわら、精力的に講演活動もおこなっている。ニューヨーク市在住。

「2018年 『リーダーは最後に食べなさい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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