良い値決め悪い値決め: きちんと儲けるためのプライシング戦略
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2015年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532320171
作品紹介・あらすじ
原価率300%でも儲かるのはなぜ?×売上げを増やすためには、値下げは効果的だ。×価格決定はコストから考える。×「ライバル会社よりちょっと安い」を目指す。×「良いものを、より安く」と考えている。×どうせヒマなら、安値でも稼いだほうがマシ。-こんな古い「値決めの常識」は捨ててしまおう!
感想・レビュー・書評
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発行から10年弱経過していて、例などが古く感じるところもあったけど、
デジタルな時代だからこそ、アナログに勝機があるかも、と自身の仕事においても改めて考えてみたいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
参考になる考え方もあったが期待ほどではなかったかな
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なるほど為にはなった。色々な考え方を知ることができたという意味で。
でも、書いている人は公認会計士だそうだから、同じような業種としてもっと具体的に、ではどうやってあなたは高い値決めをやっているのですか?ということを詳しく知りたかったのだが、他の業種業界の話がメインで、今一つ自分の仕事には落とし込めなかったのは残念。
でも、考え方の端緒はもらえたように思うので、明日から実践だ! -
プライシングの本はなかなかなく、心理学寄りか、原価計算の物になるので、バランスのいい本。
事例は古いが、基本は同じなので役立つと思う。最近だとサブスクリプションやビジネスモデルなどの本が近いと思うので、そこら辺を読んだ人が会計をかじるのにいいかもしれない。 -
MP=FやDOG&CATなどかなり参考になった。
B2Bの話題もあったので個人的にも有用。 -
値付けは商売の根幹。
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・ 企業がつまずくのは、正しい問いに間違った答えを出すからではなく、間違った問いに正しく答えるからである
・ DOG(Digital/Online/Global)は、性能・機能などのスペックを競い合う男性的な競争の場
・ CAT(Cozy/Analog/Touch)は、楽しさ・心地よさを分かち合う女性的な共感の場
・ マクドナルドは190円で失敗したからこそ、その失敗から「中途半端な値下げではダメだ」という教訓を得たのでしょう
・ 値下げ戦略の成功条件
① 変動費の比率が低いこと(固定費体質であること)
② 値下げによって販売数量が大幅に増加すること
・ 恋の始まりや値下げに理由は要りませんが、離婚や値上げには理由が必要なのです
・ 3つの値決めゾーン
コスト回収価格:自分が主人公
ライバル価格:ライバルが主人公
満足「高」価格:顧客が主人公
・ DOG環境は「無料がまじると最高!」名安さを求める世界。CAT環境は「楽しさがまじると最高!」な快適さを求める世界
・ 顧客は、価格を比べることで高いか安いかを判断します
・ 比べられないゾーンをつくることでアンカリング・インポッシブルな状況をつくることができる
・ 相手にとって「不利」なアンカーをはじめに打ち込むのが交渉を成功させる秘訣
・ 引き取る・共感する・課題解決のステップでつくるCAT空間
・ これを選ぶと損するよ、と明確にわかるようにしておくのが、メンタル・デコイのうまいつくり方なのです。 -
残念ながら、期待していた内容と違った。
価格の設定がどのように行われるのかが、知りたかった。
なぜ、iphoneはあの値段なのか。
ビール1缶の値段、映画館の値段、指輪の値段、家の値段など、各メーカーや販売店がどうやって、値段を決めたのか知りたかった。
心理学的にというのは、ネットでもよく見る話で、本にまとめなくてもと思った。
各メーカーは、単純にここに乗っているような内容で価格を決めているわけではないと思う。
7800円にするのか、7600円にするのか最後どうやって、決定したのかとかが知りたかった。
メーカーの技術力に次いで、キモな部分なのかもしれないけど。