元気と勇気が湧いてくる経済の考え方
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2011年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532354909
感想・レビュー・書評
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簡単で非常に読みやすい。しかし、それゆえにまわりくどさを感じる。
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経済学を「目的」とした本ではなく、経済学を「手段」とした本。
経済学を手段として人生を幸せに生きようという目的の本。
いわゆる自己啓発本と目的は同じだと思う。
しかし、筆者のメッセージには経済学が裏打ちされているので、アカデミックな説得力があり、そのへんの胡散臭い自己啓発本とは一線を画す。
また、「サンクコスト」や「ゲーム理論」といった用語も出てくるので多少ではあるが経済学の勉強にもなる。
世の中に強い閉塞感を感じ、自己啓発本を素直に受け付けられない人にオススメだと思います。 -
経済学の学者さんなので、経済学の視点から巷のひょっとしたことをオモシロ、楽しく解説するという軽いノリの感じの本。でも、こういうふうにわかりやすく書けるということは、その道に精通し、自信がある証拠ですね。自分こそは物知りであると誇張し(ようとし)ている方々は、学者らしく難しい言葉を使って、偉そうな気分を味わおうとしているケースが多いですよね。(最近は少ない?)
本書を読んで、お勧めしたいと思ったのは就職活動中の諸子ですね。社会突入に向けて、いろいろな壁にブチあたると思いますが、それぞれがそれなりに理由があるとともに、壁そのものは自分が作った幻影であり、しっかりとした分析と志があれば、おのずと道は開けてくると思います。(自分への言い聞かせもあるのかな?) -
さすが柳川先生。前向きに生きて行こうと思える一冊。