60年代「燃える東京」を歩く

  • JTBパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784533059636

作品紹介・あらすじ

東京から、街の匂いが消えて久しいと言われる。古き良き時代の熱気や、夕餉のざわめきなども。だが、実際は、そうではなかった。物事は、あると思って見なければ、見えない。60年代の、眼差し、情熱、涙、は、未だ東京のあちこちに残っていた-。いや、残っていただけではなく、当時と変わらずしっかり生き続けているのだ。時は21世紀。今、我々は、自身のレーゾン・デートルと、もう一度向き合わなければならない。さあ、帰ろう、あの日、あの場所へ。大切な何かを、取り戻すために。

感想・レビュー・書評

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  • 60年安保のデモ行進のコース、東京オリンピックのマラソンコース、三億円事件犯人の逃走ルートなど、60年代の出来事・事件をテーマにした15の散歩コース。

    明るい話題あり、暗いニュースあり、10年間の歴史が年ごとに詳しく書かれ、読み応えあり。

  • ワタナベが直子が、緑が歩いた東京

    60年代に起きた15の出来事を社会・政治・経済・文化とさまざまな角度からアプローチ。事件の現場をたどるコースガイドや各年の世相・流行などを取り上げたコラムも充実。

  • はむかい血を流した学生たちの闘争、オリンピックと新幹線の華やかさ、猟奇的な事件。今よりずっとずっと昔の東京

  • 2010/02/14 県立図書館

    1960年代の10年に、日本でどんなことがあったのか、その10年の出来事が書かれている。ビートルズ来日、3億円事件、学生紛争・・・60年代のことをざっと知るには最適!
    出来事にかかわる東京の地図ものっている。

    私にとっては地図よりも60年代の出来事を知るために読んだ本だったので、その目的は十分達成。戦争が終わって、高度経済成長期に入る前の、混沌としていて、でもすごくエネルギーに満ち溢れた日本の一時を知ることができた。今の日本にあるものは、「すべて60年代にすでにあった」という記述があって、日本の今が始まろうとする時代だったのかも知れない。週刊誌的なところはあるけれど、60年代の時代を追うには良本だと思う。

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著者プロフィール

1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「2022年 『浅草キッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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