マンガでわかる 天才仏師! 運慶 (単行本)

著者 :
  • ジェイティビィパブリッシング
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784533120831

感想・レビュー・書評

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  • 運慶のポジションがわかりやすい。
    仏師の系図、運慶の系図と運慶の作品がきちんと取り上げられている。
    運慶に、6人の子供がいた。その中で、湛慶とよく一緒にやっている。
    湛慶は、快慶のところでも修行した。
    貴族の世から、武士の台頭によって、時代が大きく変化したときに
    運慶もその時代の中で、定朝様式から動的な躍動感ある仏像を作った。
    奈良の円成寺の大日如来坐像が、一番最初の1176年の作品。
    その後、静岡の願成就院の不動明王立像や毘沙門天立像を作っていく。
    リアルで逞しい造形は、躍動感がある。
    1193年 東京の真如苑の大日如来坐像が厚みがあり、堂々としている。
    和歌山県金剛峯寺1197〜1198年の八代童子がいいねぇ。
    1201年 愛知県瀧山寺の梵天立像と脇侍の2体がある。
    釈迦が亡くなって56億7000万年後に如来となる。
    1223年に運慶は亡くなっている。わかりやすい。
    仏像の名前が難しいなぁ。

  • サクサク読めるコミック本
    平氏による奈良焼き討ち、復興は奈良仏師の手で
    源氏も平氏の為に仏像を作った円派、院派は気に食わず
    衣の彫りが深い
    納入品を納める上げ底式
    ※それまでは被せるだけ。火事の時など納入品は置き去りで燃えていた。
    慶派の得意分野、玉眼
    塔は奇数、3か5か9
    運慶作品、可能性あるものを含め31


  • 運慶展に行く前にこれで予習していくと良いと思います。

  • 東京国立博物館の「運慶展」で購入。
    とても分かり易く、イラストも可愛くて良かった。
    展覧会を見た後だったので、漫画に登場する仏像たちがまぶたの裏に蘇ってきて、躍動していた。

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著者プロフィール

仏像イラストレーター。大阪府堺市出身。
奈良市観光大使、「丸の内はんにゃ会」代表。
「高野山・熊野を愛する100人の会」メンバー。
看護師として大学病院勤務ののち、セツ・モードセミナー卒業。
仏像なぞり描きシリーズが大ヒット。講師やテレビ出演などで活躍中。
「心やすらぐ仏像なぞり描き」(池田書店)、「おっぱいをつくる!」(マガジンハウス)、「仏像なぞり塗り絵」(リベラル社)、「拝んでしあわせ奈良の仏像100」「ふらりおへんろ旅」(小社刊)ほか、マルチなジャンルで多数執筆している。

「2023年 『四国遍路 別格二十霊場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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