- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534048912
感想・レビュー・書評
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タイトルの通り質問に答えていくだけで事業計画書がみるみる出来上がっていく優れもの。女性だけの税理士会社の経営者だからなのか、非常にまっとうで余計な奇をてらっていない、細部に配慮が行き届いた一冊(超主観)。
企業戦略系の著名な書籍から色々とエッセンスが美味しいところどりされており、多少のおかずも楽しみながら事業計画書を作ることができるので、そんなに筋の悪いものが出来上がらないようにナビゲートしてくれる。
とは言え、どんなに美しい計画も背景にある思想や血が出そうになるほど考えぬかれたプロセスがなければ所詮画餅、実線あるのみと個人的には思う。
デスクに置いておいて、抜け漏れがないかのチェックやその時のアプローチ方法を確認するというような使い方で力を発揮してくれそう。
PEST分析に有効なソースを紹介してくれている点もなかなか◎詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長年会社に勤めていても、「事業」というものの全体像がつかめていないと、痛感する場面が多くあります。
また、個人で事業をしている人がどういうことに注目しているのか、苦労しているのかも、理解できていないという反省がありました。
すぐには身に付かないとは覚悟していますが、事業というものを考える上で、その全体像を理解しておきたいと思い、この本を読んでみることにしました。
「この質問に答えれば、事業計画書が作れます」ということで、事業計画書作成に必要な視点を51個挙げ、8つのステップに分けて紹介しています。
事業を立ち上げるにあたって、どのような視点が必要とされるのかを知りたかった僕にとっては、疑問に答えてくれる内容でした。
そして、業界や競合他社の情報などをどのように調べるかなど、事業計画策定にあたっての現実的なアドバイスがされているなと、感じました。
僕はすぐに、事業計画書を作成するという予定はありませんが、事業というものを考えている人がどのような点に注意しているか、この本の項目を読めば理解できるなと思いました。
きっとこの本に書かれていることは、事業立ち上げの時だけではなく、軌道に乗った後も定期的に、繰り返すべきものなのでしょうね。
この本をインデックス的に使って、個々の項目で分からない部分を、掘り下げて行きたいと思います。 -
法人と個人事業のどちらにウェイトを置くかによって構成は変わるとは思いますが、絶対に欠かせない計画書の部分が書かれています。
若干面接のエントリーシートの様な綺麗さはありますが現実に即して改変しながら計画書を作るといいかもしれません。 -
事業づくりの進め方を網羅的に説明してくれるので、照らし合わせに良い。
基本が学べる。
イノベンチャーの授業に近い