経費で落ちるレシート・落ちないレシート

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534051479

感想・レビュー・書評

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  • # 書評☆2 経費で落ちるレシート・落ちないレシート | 仕事に関係あるレシートは経費になるという当たり前の話だけ

    ## 概要
    - 書名: 経費で落ちるレシート・落ちないレシート
    - 副題:
    - 著者: 梅田 泰宏
    - 出版日: 2014-01-01
    - 読了日: 2019-10-18 Fri
    - 評価: ☆2
    - URL: https://book.senooken.jp/post/2019/12/04/

    ## 評価
    書名どおり,公認会計士・税理士である著者による経費で落ちるレシート落ちないレシートを解説している。

    書籍の構成が,フリーランサーと著者に見立てた税理士のQ&Aの対話形式で,解説されている。

    ただし,結局のところ仕事に関係あるレシートは経費になるという当たり前のことが書かれているだけで,なにか目新しいことや発見がなかった。

    同じことを何回も言い回しを変えて解説したり,少々ルーズなフリーランサーに対して上から目線で解説している感じがして,読んでいてもあまりいい気分がしなかった。

    同じ対話形式であるならば,同じタイミングで読んだ「[フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。](https://book.senooken.jp/post/2019/12/05/)」のほうが,情報量が多く,ユーモアがあってましだった。

    ## 結論
    当たり前のことしか書かれておらず,期待はずれだった。もう少し読み手に役に立つような内容があればよかった。

    税理士の視点でしか書かれておらず,実際の個人事業主の視点には経って書かれていないので,残念だった。

  • PDF
    節税

  • 今年も申告の時期が近づいてきました。


    この個人企業主の鈴木さんは、ちょっとなんでも経費にしたがりすぎですね。。

    基本的なことを中心に書かれていて、これから新たに始める方には入門書として良いのかも知れません。
    福利厚生費については、なかなか理解が難しいのでちょっと読んでよかったかな、と思いました。
    私の所は売上もそれほどでもないので、経費も知れてます。
    時間のある時にぼちぼち付けている分でほぼできているのですが、2月に入ったら本格的にやらなきゃなぁ。

    来年度からは消費税の申告も増えるので、ちょこちょこ頑張ろうかと思います。

  • まとめサイトに載っていたので図書館で。
    フリーランスで開業して青色申告(控除65万)したい人が読む入門書としてチョイス。他にも数冊入門書を読んだが、共通して書かれる様な最低限のこと以外はイマイチだった。積極的にこの本を選ぶポイントがあまりなかった。
    税理士とフリーランスの対話形式で進んでいくが、フリーランスの人が隙あらば脱税をしようとするのに対して税理士が嗜めるスタンスで何だか読んでいてマイナスな気持ちになった…。

  • ■法人か個人事業主かで経費にできるできないの差はない。大事なのは「仕事に必要な出費かどうか」
    ■まずは個人で「屋号」を届け出し、売り上げがちゃんと立つようになったら法人化。決算書を作るために税理士に頼む場合、年間10万~20万円。また利益に関わらず年間7万円なので、すぐに法人化するものじゃない。
    ■「数字(売上・収入等)」と「生活状態」の整合性は大事
    ■ネット通販で商品を買ったりネット書店で書籍を買った場合、取引内容確認のメールや取引画面のプリントアウトも領収書の代わりになる。
    ■領収書の保存方法でベストは、A4のコピー用紙やノートに日付順で貼り、その上で帳簿ナンバーと相番を振っておく。
    ■代表的な勘定項目:給与賃金、外注工賃、減価償却費、貸倒金、地代家賃、利子割引料、租税公課、荷造運賃(梱包料・配送料)、水道光熱費、旅費交通費、通信費(電話代・郵便代)、広告宣伝費(広告費や販売促進費)、接待交際費(得意先接待飲食代、贈答品代、祝儀不祝儀)、損害保険料、修繕費、消耗品費、福利厚生費、雑費(その他の費用。多いと良くない)
    ■サラリーマンは医療控除が大事。生計を一にする家族の年間の医療費を合計して10万円を超えた場合、所得から差し引かれる。病院への交通費や歯のインプラント、薬局で買った胃薬もOK。
    ■旅行でも、ライターの原稿作成や出版企画書など、「取材旅行」にすればよい。ちゃんと「〇〇の仕事に活かした」といえるだけの証拠が必要。
    ■事業主や役員には、福利厚生費は原則認められていない。(ただし税理士によっては家族旅行等を福利厚生費として認める人もいるよう)
    ■飲食代は一人5000円以内なら「会議費」、5000円以上なら「交際費」。交際費は、中小企業(資本金1億円以下)の場合は年間800万円まで経費で認められるがそれ以上だと認められない。資本金1億円超の会社や大会社の子会社などは、交際費を使っても全額が損金にならない。
    ■ゴルフは税務上社交の場として考えられている。情報交換や営業ネタ、新しい顧客・人脈の紹介など何等か理由があればOK
    ■本も、仕事に活きたと言えればOK。あとは自分の中でラインを決めておく。何でもかんでもビジネス書は経費でOKではダメ。業務に直結するものは100%、ビジネスだが直結しないものは50%、それ以外は0%。

  • より深い情報を知りたいという方には、不向き。
    残念ですが、思った以上に内容が浅かった。

  • 事業用に使用したお金を明確にすればよい、ってことです。自営はたいへんである。

  • 奥歯に物が挟まったような解説ばかりしている本。

  • ●個人事業者向けの本なので、そのまま役立つわけではないけど、「そうなのか」と思うところもあって勉強になった。

  • なるべく経費で落ちるようにする方法の本。脱税ラインも教えてくれます。

    ファミレスの食事代なども会議で使えば経費にできる。議事録やレシートは必要。

    お得意先の結婚式のご祝儀は経費だが、親族の結婚式は私用。

    クレジットカードやレシートを取っておく癖をつけよう。

    10万円以上のレシートを2枚に分けるのは、脱税行為になる。

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著者プロフィール

1954年東京生まれ。公認会計士・税理士。中央大学卒業後、監査法人中央会計事務所(現・みすず監査法人)を経て、83年梅田公認会計士事務所を設立。2004年、企業へのワンストップサービスを実現する、社会保険労務士、司法書士との合同事務所「キャッスルロック・パートナーズ」を設立。06年には税務部門を税理士法人として分離して新スタート。現在、約250社の企業ならびに外資系現地法人に対し、財務指導から税務業務まで幅広くサポートしている。

「2021年 『「給与明細」のカラクリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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