- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534054722
感想・レビュー・書評
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情報伝達・提案の本質が、具体例と共にわかりやすく書かれている良書。
本質:伝える相手の事を第一に考える詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
===読んだ動機===
20200203,13 書籍執筆の参考にと思った。実は以前にも読んだことある本。
201810-201903に社内のプレゼン改良活動をしていて(当初デザインをよくする方針だったが伝え方の方にシフトさせられた)、皆の知識をまとまった情報に基づいて近づける目的で、11/6に12冊を回し読みするWSに使った(大変使いやすかった)。5分/冊で1分で付箋にまとめるのを4冊。6人でやって25分ほど。その後、その付箋を20分位で共有してグルーピングするという流れ。
===どの部分を読んだか(理由)・どれくらいで読めたか===
読む気が起きなかった。この類の本には深い理解は不要なので、流し読みできるようにしてほしかった。
===感想===
煩雑で見づらかったので、何回かバーッとめくったけど、結局読まず。
BOOKOFFでは469円で売れた(202001) -
分かりやすく、かつ具体的。パワポによるプレゼン資料作成にも活かせる要素がたくさんある。
表はプレゼンには不向き みんなが気になるところをみてしまうから
表の罫線は薄く データが主役
グレーで字を書く。強調する色は、単色、黒、太字。
相手のブランドカラーを使用。
パワポの上部タイトルにアクションをかく! -
▼コンテキストを理解する。
* コンテキストを元に、誰に何をどのようにして伝えるか、を明らかにする。
* コンテキストを確認するための方法として、3分ストーリーとビッグアイデアがある。
* 3分ストーリー、ビッグアイデア、ストーリーボードを活用してコンテキストを理解する。
* 3分ストーリー:伝えたいストーリーが明確かどうか、きちんとせつめいできるかどうかを確認する優れた方法
* ビッグアイデア:3分ストーリーをさらに簡潔に1文でまとめたもの
* ストーリーボード: 資料の骨格。ストーリーボードを作る最大の秘訣は、プレゼンテーションソフトウェアを使わないことです。
▼相手に伝わりやすい表現を選ぶ
* いまの状況で、使用すべきグラフは何か?と考えているなら、答えはいつも同じです。相手がもっとも読みやすいものです。
* 図表の表現は12種類。
▼不必要な要素を取り除く ★色覚障害に配慮する◆無意識的視覚情報で文字に優先順位をつける◆集中するポイントを決める際、一度すべての要素をグレーにする。その後、何を目立たせるか明確にする▼デザイナーのように考える「形式は機能に従う」プロダクトデザインの格言。データビジュアライゼーションにおける形式と機能は、データを使って相手に何をしてほしいか(機能)を考え、そしてそれをできるように視覚(形式)化することです。アフォーダンス(行為の可能性、意味)、アクセシビリティ(誰にでも理解できるか?)、審美性(そのデザインは美しいか?)。◆アフォーダンス視覚的なアフォーダンスを利用すれば、相手に情報をどのように扱えばよいのかを示せます。そのための3つの具体的な手法として、1.重要なものを強調する、2.気を散らすものをなくす、3.応報に明確な視覚的階層をつくる◆アクセシビリティ・「解読させるのではなく理解させるための言葉の使い方」二人が同じデータを見ても、同じ結論を導くとは限りません。相手に伝えたい結論があるのなら、言葉で表現しましょう。無意識的視覚情報を活用して、それらの重要な言葉が目立つようにしましょう。・スライドには、意味のない説明的タイトル(「2017年予算」など)ではなく、提案や、相手に知らせたいことがあるのなら、それを書く(「2017年の予想経費は予算を上回っている」など)◆審美性人は、実際にすかはさておき、デザインが美しいもののほうが、美しくないものより使いやすいと感じます。研究によると、美しいものはより使いやすいととらえられるだけでなく、受け入れられやすく、長く使用され、創造的思考と問題解決を促進し、問題に対して人が寛容になるということを示しています。 ▼モデルケース▼ストーリーを伝える
* ストーリーを三幕構成で作る
* 始まり:設定を伝えて、コンテキストを構築する。設定、環境、主人公、未解決の問題、望ましい結果を設定
* 中間:補強。相手の可能性、行動の必要性を説明する
* 終わり:何をしてもらいたいか行動を呼び掛ける
◆チェックの仕方
* 水平ロジック: エグゼクティブサマリの流れに違和感ないか
* 垂直ロジック: スライドがメッセージを補強するものになっているか
* 逆ストーリーボード: スライドから要点を抜き出し、ストーリーを作る。それどエグゼクティブサマリが一致するか確かめる
* 第三者の目: 友人、同僚へ相談
▼参考サイト
* http://www.storytellingwithdata.com/
* Eager Eyes
* FiveThityEight's DataLab
* Flowing Data
* The Function Art
* TheGuardianDataBlog
* HelpMeViz
* Junk Charts
* Make a Powerful Point
* Perceptual Edge
* VizWiz
▼おさらい
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コンテキストを理解する
*
効果的な表現を選択する
*
不必要な要素を取り除く
*
意図するところに注意を向けさせる
*
デザイナーのように考える
*
ストーリーを伝える
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グーグル流資料作成術
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「ひどいグラフをこの世界からなくす」
という目標の下、Googleでビジュアライゼーションの講座を担当していた著者によるデータビジュアライゼーションの本。
グラフの書き方に留まらず、いいプレゼンテーション資料とはなにか、というところを伝えている。
正しく意図を伝えるには時間がかかる、ということも説明している。
「文脈を理解し、クラター(ごちゃごちゃ)を取りのぞき、相手の注意をひいて、骨太なストーリーを語る」
そのための準備が相当な時間がいる。
逆に言うと、伝わらない資料を作るぐらいなら、メモで良いのかもしれない。
改めて自分の資料作りを振り返ってしまった。 -
資料作成において、ストーリーに必要な要素や、展開のチェック方法などを学べた。
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ビジュアル中心の解説。
また、グラフの見せ方など(提案資料ではなく)報告資料を作成する上でのポイントの解説が中心であった。 -
グラフの効果的な使い方が記載されており、参考になる。