公教育で社会をつくる ほんとうの対話、ほんとうの自由

  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535564220

作品紹介・あらすじ

公教育の目的は、対話の力をもった市民を育み、民主社会の基礎をつくること。そのためにどんな学校文化が必要か、力強く提言!

感想・レビュー・書評

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  • リヒテルズ直子、苫野一徳 著『公教育で社会をつくる』より。保護者は、学校にとってかけがえのないリソースだ。 - 田舎教師ときどき都会教師(2023-07-16)
    https://www.countryteacher.tokyo/entry/2023/07/16/193028

    リヒテルズ直子さんに聞く、日本の教育の未来。 | sotokoto online(2019.10.23)
    https://sotokoto-online.jp/social/614

    「学校は何のためにあるのか?」(視点・論点) NHK解説委員室(2020年06月22日)
    https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/431662.html

    公教育で社会をつくる|日本評論社
    https://www.nippyo.co.jp/shop/book/9033.html
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    バムケロさんの本棚から

  • 公教育は代議制民主主義を支える土台である。
    民主主義とは?みんなが生きたいように生きられるようにするために、認め合い、話し合いながらより良い社会にしていこうという共同体の中の理念。
    自由とは?フリーダムとリバティ。解放ではなく、自由。壊して終わりではない。みんなで作り上げていくもの。
    3Rから5Cへ。コミュニケーション、コーポレーション、クリティカルシンキング、クリエイティビティ、シティズンシップ。
    任せてブー垂れる社会という批判。まさにこれ。世の中こればかり。そうではなくて、自分たちでやっていく、社会は変えられるんだという意識。これをいかに形成するか。そのためには公教育の力が必要。
    自由という理念のもと、いろいろ違うみんなで作り上げていく場が公教育であって欲しい。大人も子ども意識を変えなくてはならない。
    そして、学習の中心には探究がないといけない。
    探究することこそ、学ぶこと。そのためには自分ができること、それは授業を探究的なものにすること。学校で完結しない学び。やらされでなく、自分で課題を見つけて探究していく自走する学習者をになりたい。なって欲しい。
    一貫した理念のもと、日本の世界の未来を見据えた本であった。もっとたくさんの人、特に本を読まない人、管理する側の人などにも読んで欲しいなと思ったけど、読まない人は読まないし、正直従順にやらされが楽で良い人も多いよな…という嘆き。結局のところ難しいが、自分の最近の関心にはマッチしていた。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/564138

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著者プロフィール

リヒテルズ 直子 Naoko Richters
九州大学大学院修士課程(比較教育学)及び博士課程(社会学)単位取得修了。アジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国に歴住後、1996年よりオランダに在住。オランダの教育及び社会について自主研究し、成果を著作・論考で発表。2011年3月、JAS(イエナプラン・アドバイス&スクーリング社)よりイエナプランの普及に貢献した人に贈られるエイル賞を受賞。「一般社団法人日本イエナプラン教育協会」特別顧問。日本での講演やワークショップ、シンポジウムのほか、オランダでは、日本人向けのイエナプラン研修や視察を企画・コーディネートしている。著書に『手のひらの五円玉 私がイエナプランと出会うまで』『祖国よ、安心と幸せの国となれ』(以上ほんの木)、『公教育をイチから考えよう』(日本評論社)、『今こそ日本の学校に! イエナプラン実践ガイドブック』(教育開発研究所)、共著に、『親子が幸せになる 子どもの学び大革命』『いま「開国」の時、ニッポンの教育』(以上ほんの木)など著書多数。子どもたちの「対話力、考える力」を引き出す『てつがくおしゃべりカード』『てつがく絵カード』(以上ほんの木)日本語版翻訳者。

「2020年 『イエナプラン 共に生きることを学ぶ学校』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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