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- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560028605
感想・レビュー・書評
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前から読みたいと思っていた本で、昨年の京都の古本祭りで出会ったので購入しました。
オーストリア=ハンガリー二重帝国の1つの中心として、19世紀後半に急速に発展したブダペストの、1900年前後を中心とした状況をじっくりと描いた1冊。文化、政治、人々の暮らしなど、さまざまな側面から当時のブダペストが生き生きと描かれています。文化面の話だけではなく、並行して政治的状況についても説明してくれるので、分かりやすかったです。
当時の文化の見本市的な1冊なので、これをきっかけに興味をもった事柄についてさらに調べていく学生さんも多いんだろうなぁと思いました。もう30年近くも前の本なので、さらに新しい研究もいろいろ出てるのだろうなぁと思います。また、この著者のルカーチさんの視点で描かれているので、他の著者の人が素描すると違ったブダペストが描かれるのかなぁというような思いを巡らせるのも楽しいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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