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- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560031667
感想・レビュー・書評
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決して日本無罪説ではありませんのでお間違いなく。
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人間は自分の聞きたいことしか聞かないものなのね。↓パール判事の日本無罪論 (小学館文庫) (文庫)この本なんかそうなのよ。と書いてありました。
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靖国神社でパール判事顕彰碑を見るたびに覚えていた違和感を、パール判事のインド時代の生い立ちからたどることで解消してくれた好著。インドナショナリズムを専門とする研究者なだけに、個人の東京裁判へのスタンス偏向もあまり感じられず、パールという人を作り上げた当時のインドの社会情勢をも織り込まれていて、好感がもてる。東京裁判を扱った本はいくらも出ているが、その中できちんと講談社学術文庫の上下巻を読み通して適切なテキストで語っている人がどれだけいるだろう。同世代のまだ若い研究者の本ですが、力作です。この時代に関心のある人にはぜひお奨めしたい。
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右派に都合良く使われているパール判決書に対する左派からの反論本、なんだろうねぇ。パール判事の思想信条からパール判決書を位置付ける試みが成功しているとは言い難く、単なる反論本の域を出ていないのは残念。そもそもパール判決書は今後の戦争犯罪を裁く国際法廷設立という視点から論じられるべき問題と思いますがね。