キレイ[2005]

著者 :
  • 白水社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560035931

感想・レビュー・書評

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  • 公演後の復習1。目で観てきたので、かなりイメージして読むことができました。キャストの違いも確認するとおもしろい。近々もう1冊、最新版を読んでみます。しかしこのときはバイオリンのHONZIが絡んでいたとは…合掌。

  • TORIHADA!

  • 好きな芝居、の中でこれはやっぱりはずせない。
    どのシーンもセリフも素敵です。

    3つの国が戦争をしている時代。
    一人の少女が誘拐、監禁された。
    少女はやがて脱出するも、カミにこう言われる。
    「ここからでれば、お前は穢れる」

    少女は「ケガレ」と名乗り、生きていく。
    瓦礫のうえで。死体のうえで。

    脚本だけでも楽しめますが、やっぱり舞台ありきですかね。
    DVDやサントラもでていますのでそちらと一緒に楽しんでいただきたい。

  •  駄目だ。脚本だけでは想像が及ばない。間違いなく舞台を観て感じるべき作品で脚本だけを読んで理解しようとする作品ではない。登場人物の入れ替わりや、時間の構成、場面転換のテンポは速く、演劇に携わっている人には絶対に参考になるはず。<br>
     興味深いんだけど自分の頭では再構成できなかった……もったいない。

  • マイバイブルです。松尾スズキに出会うまで、美しいものは美しい言葉でしか描けないのだと思っていました。ケレド、そんなことはないんですね。人間の本当に汚い部分、まさしくケガレを見て(それは具体的なものでもあり抽象的なものでもある)、初めてキレイを本当に語れるんだと思いました。汚いし、まじで下品です。でも、本当に美しい戯曲だと思います。キレイだなぁ。

  • なんだかんだ言っても、松尾演劇的世界観のメジャー資本体制における集大成・ダイジェスト的作品。再演は洗練されたぶん、本当に「商業ミュージカル」って匂いがプンプンしてちょっと残念だった。それと、ラストは初演のほうが絶対よかったのに。というか、あれがなかったらただの「いいミュージカル」じゃないか。致命的だよ。

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著者プロフィール

作家・演出家・俳優

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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