ノルマンディー上陸作戦1944(上)

  • 白水社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (518ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560081549

作品紹介・あらすじ

「史上最大の作戦」の全貌を活写。Dデイ(6月6日)における怒涛のオーヴァーロード作戦からカーン攻略に至るまで、「史上最大の作戦」の全貌を、巧みな語り口で活写する。世界的大ベストセラー、戦史ノンフィクション決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 上巻はノルマンディー上陸前夜から、カーン攻略までを描く。

    冒頭の、集結地であるイギリスに集まった連合軍首脳のやり取りが
    面白過ぎる。

    特にチャーチルとド・ゴール。このふたりのやり取りはまるでコントの
    ようだ。お互いがお互いを軽蔑し合っているのが手に取るように分かるぞ。

    さて、史上最大の作戦である。これは映画や本でも描かれているので、
    その凄惨さは改めて語るまでもない。連合軍にしろ、ドイツ軍にしろ、
    捕虜に関してはジュネーブ条約違反のオンパレード。でも、著者が
    イギリス人だからか、連合軍に甘い気がするのは気のせいか?

    アイゼンハワー、モントゴメリー、ロンメル、テッダー、ブラッドリー等々、
    第二次世界大戦の顔役揃い踏みである。

    各作戦の経過が綿密に描かれており、内容も濃い。連合軍側、ドイツ軍側の
    首脳陣の動きも取り上げられている。

    前線の分析も充分にせずに口ばかり挟んで、かのロンメルさえ更迭
    しようとしたヒトラーの現状認識の甘さは憐れだなぁ。これが独裁国の
    末路か。

  • 国家元首や将軍から、一兵卒や市民まで、最新史料を縦横に駆使して、「大西洋の壁」を突破し、「パリ解放」に至るまで、連合軍と独軍の攻防を活写した戦史決定版! 写真・地図多数収録。上巻ではDデイ[6月6日]における怒涛のオーヴァーロード作戦からカーン攻略に至るまで、「史上最大の作戦」の全貌を、巧みな語り口(ナラティブ)で活写。

  • 上下巻通じての感想:ノルマンディー上陸について書かれているばかりでなく、むしろそこからどのようにパリに至ってパリ解放を成し遂げたのか、どんな困難があったのかそれがよくわかる。だって、上巻半ばあたりでもうノルマンディー上陸は成し遂げられているんだから。残りはパリへ至る道のりばかりなり。
    あと面白かったのは、モントゴメリーの嫌われっぷり。

  • (欲しい!)

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著者プロフィール

1946年生まれ。戦史ノンフィクションの世界的ベストセラー作家。バークベック・カレッジ、ケント大学客員教授。『スターリングラード 運命の攻囲戦』でサミュエル・ジョンソン賞、ウルフソン歴史賞、ホーソーンデン賞受賞、『ベルリン陥落1945』でロングマン歴史賞受賞、『スペイン内戦1936-1939』でラ・ヴァンガルディア・ノンフィション賞受賞、その他の訳書に『ノルマンディー上陸作戦1944 上下』『パリ解放1944-49』などがある。

「2015年 『第二次世界大戦1939-45(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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