トロツキー(下)

  • 白水社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560082737

感想・レビュー・書評

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  • ☆「レーニン」、「スターリン」(未邦訳)に続く、三部作で、ダフ・クーパー賞受賞。
    ☆ユダヤ人である点が誇張されているが、確かに、スラブ人たるスターリンと比べると、一目瞭然だな。
    (訳者による邦文トロツキー伝)
    ・トロツキー わが生涯 前半6割はおもしろい 県立
    ・ドイッチャー 予言者 三部作 基本的にトロツキーに甘いが、ブランスのとれたよい伝記 県立 
    ・ブルーエ トロツキー 筋金入りのトロツキイストで、慎重に読む必要がある
    ・ヴォルコゴーノフ トロツキー 冷静で、すぐれた伝記 市立

  • レーニンの死から、スターリンとの対立、トルコ・メキシコへの亡命、暗殺されるまでを精細に描く評伝。「20世紀の社会主義」に一石を投じる、英国の泰斗による話題の大作! ダフ・クーパー賞受賞作品。

  • スターリンとの闘争に敗れ、一気に絶頂から転落していく
    諸外国のトロツキストの活動家たちとの関わりなど、レアな情報が多くてためになる
    下巻は訳注が100ページを閉めているが、そのインプットに相応しい素晴らしいアウトプットでした

  • ボリシェヴィキが政権をとった1920年以降、
    レーニンが倒れ、スターリンに敗れ、亡命しつつ活動を続けるも、
    最後はメキシコで倒れるまでを描く。
    上巻に引き続き、トロツキーの人となりが鮮やかに描かれる。
    上巻では政治的主張に関する記載がややこしい印象を受けたが
    下巻ではその色は薄くわかりやすい。
    また、最終章における著者のまとめは合点がいくもので、
    「彼は永遠の革命家であって、決して政治家が本業ではなかった」
    にはなるほどと思わせられた。
    ベトナム反戦運動におけるトロツキーの持ち上げられ方は
    日本における学生闘争にも通じるものがあり
    違和感を感じていたため、スッキリした。
    訳者あとがきも冷静にまとめられており、
    これも含めて本書の評価を高めている。

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著者プロフィール

英オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジのソ連史家。3部作『レーニン 上・下』(岩波書店)、『スターリン』(未邦訳)に続く本書で、権威ある《ダフ・クーパー賞》を受賞した。ほかに『情報戦のロシア革命』(白水社)などの邦訳がある。

「2013年 『トロツキー(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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