ヒトラーの元帥 マンシュタイン(下)

  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560095195

作品紹介・あらすじ

「名将」の栄光と挫折の生涯を描く評伝
 マンシュタインは第二次世界大戦のドイツ軍の「名将」として知られる。名家に生まれ、第一次世界大戦に従軍し、やがて参謀将校として頭角を現し、エリート街道を進む。ヒトラーが権力を掌握し、彼に仕えてフランスを電撃的に打ち破り、降伏に追いやる。独ソ戦ではレニングラードに猛進、またセヴァストポリを陥落させるなど、多大なる戦果をあげる。しかしマンシュタインは、スターリングラードを死守せよとするヒトラーと対立し、解任される。失意のマンシュタインは、戦後、戦犯裁判の訴追という窮境に追い込まれる。マンシュタインは指揮下の部隊が戦争犯罪を行うのを止めず、責任を問われたのだ。すべての訴因について有罪ではなかったものの、禁錮刑に処せられる……。
 英陸軍少将の著者は、戦後、称賛と非難の両極端に分かれたマンシュタイン評価に対し、その生涯を包括的に再構成し、ドイツ近現代史の流れを投影しつつ、ドイツの興亡を活写する。マンシュタインはナチ犯罪・戦争犯罪にどこまで関与したのか? 新史料や私文書を駆使し、「名将」の光と影、実像に迫る評伝の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 軍事面からナチスの政策に貢献した点から責任を問われたのは仕方ないかもしれない

  • 「Manstein: Hitler’s Greatest General」の翻訳(2016/11/10発行)。

    ドイツ第三帝国の元帥エーリヒ・フリッツ・フォン・レヴィンスキー・ゲナント・フォン・マンシュタインの評伝の下巻。

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著者プロフィール

英国陸軍の軍人として要職を歴任。2009年には専門家として旧ユーゴスラヴィア国際戦犯裁判に出廷した。2011年に退役、最終階級は少将で、バス勲章と大英帝国勲章を受けている。生粋の職業軍人である著者がドイツ軍事史に関心を抱いたのは在独英軍勤務時代で、なかんずく第二次世界大戦屈指の作戦家であるマンシュタインに注目、伝記執筆を志した。その史資料の博捜ぶりは徹底したもので、ドイツ連邦国防軍の高級将校とのあいだにつちかった信頼関係に基づき、関係者へのインタビューも試みている。

「2016年 『ヒトラーの元帥 マンシュタイン(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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